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十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

トルコドラマ版「マザー」(原題ANNE) 83〜最終話 感想

お、終わってしまった…。

まあ、こうなるかあ(無難)という最終話でした。公式サイトや前評判で感動的なラストになるという刷り込みが自分の中にありましたが、84話まで積み重ねてきても何にも解決してない時点で、こうするしかないよな、というのが率直な感想です。

 

ヒル殺害容疑で警察に連行されたジェンギズでしたが、結局証拠不十分で釈放されました。またもやジェンギズの口車に乗せられたシューレは、過去を捨て未来を生きると決意し、亡き前夫の写真を燃やします。

 

ジャヒデの遺言通りメレクへの遺産手続きが行われ、実質ジェンギズが受け取ることになってしまいますが、ゼイネプ達もあの手この手を使い遺産が入る口座を凍結。メレクが20歳になるまで引き出せないようにします。……最初からそうすりゃええじゃんか!よく分からんわ……

 

金が入らないと知るやシューレ、メレクに対してブチ切れるジェンギズ。シューレがいない間にメレクはジェンギズが原因で階段から振り落とされ怪我をします。動転したシューレはゼイネプに連絡。怪我はとりあえず大丈夫でしたが、ゼイネプをママと呼ぶメレクを見てついにシューレは決心します。しかし、このタイミングでギョニュルもある決心をしていました。

 

家に戻ったシューレは、親権放棄する書類にサインをし、ジェンギズに別れを切り出します。そして、ジェンギズがシューレにおいかぶさったところでギョニュルが銃を持って現れました。反抗したジェンギズによって銃はシューレの手に。ギョニュルを撃てと言い放つジェンギズに向けてシューレが発砲するのでした。え…ジェンギズ今まで撃たれたり刺されたりしても自力で何とかしてましたが、今回はあっさり死ぬやん。手錠をはめられたシューレ、そしてラストシーンは海で幸せそうに過ごすゼイネプ達の姿が映し出され終わります。ハサンとメレクは結局法律上でもゼイネプの養子になれたってことでしょうか。(途中、ゼイネプは法律上無理だからガムゼの養子になるという話になってましたが)

 

うーーーん、私はメレクがゼイネプの娘として成長していくその後の物語が見たかったなと思います。メレクは優しいので多分定期的にシューレに会いに行くんじゃないかなあと思ったしゼイネプもそれを止めないだろうし。結局ジェンギズとシューレが問題起こす→ゼイネプ達が助けようとする、の繰り返しをサスペンスで85話分見せられた印象。児童虐待という社会問題、シングルマザーが抱える問題などもっと踏み込む余地はあったように思える気がしますが、この数カ月、TV放送のドラマでは何気にマザーを一番熱中して見てました(次点、チェリまほ)。