トルコドラマ版「マザー」(原題ANNE) 58〜62話 感想

ドゥルとジャヒデ母さんは倒れるし、ゼイネプはメレクを見て失神するしで大変な週でありました。

ゼイネプ手術後の一年半の間の出来事が明かされます。ゼイネプは数カ月目を覚ましませんでした。皆が必死に看病しますがシナンの献身的な姿に目を覚ましたゼイネプが心動かされたのも納得。アリさん…切ない。

ギョニュルとジャヒデはシューレ親子をその後も気にかけ訪問していました。しかし、シューレの出産を控えお金が更に必要。ジェンギズが仕事先から金を盗み、イスタンブールを離れることになります。つうかジェンギズ仕事してる描写初めてでは…。メレクはギョニュル宛の手紙をシューレに捨てられるし連絡がとれなくなってしまいます。しかし盗んだことがバレたジェンギズは借金取りに連れていかれ万事休すのシューレはジャヒデに連絡。ジャヒデはお金を出す代わりにメレクを死んだことにして欲しいと条件を出す訳ですが、シューレも承知の上でのことだったとは。目が覚めたゼイネプはメレクの死を聞かされリハビリする元気もなく落ち込みますがそこでシューレからも聞かされたことで決定的。信じちゃうわこれは。シューレからそこまでする！？と咎められたジャヒデですが…いやシューレあんたがちゃんと子育てすればこんなことになんねーの！ハサン可愛いい（泣）

このことを知るのはジャヒデ、ガムゼ、シューレの三人でしたがその数カ月後にシナンが偶然防犯カメラに写るメレクを見つけます。ということは、シナンはギョニュルから聞かされる前に知っていたということ…。ジャヒデから黙っておけと言われてもゼイネプに伝えようとしましたが、塞ぎこんでいたゼイネプがようやく復調を見せ始めたところでシナンは言えなくなってしまいます。ギョニュルもシナンもこんなに悩むのはゼイネプはメレクを助けるというより執着にも近い情で突っ走るのが見えているからだと思います。だからといってシューレとジェンギズは親としての責任はゼロだしメレクの養育環境は助けが必要…アイセルおばさんだけが頼みの綱。

現在に戻り、シナンがゼイネプにメレクのことを話そうとしたタイミングでドゥルがアリとの破局が原因で薬を過剰摂取し病院に運ばれました。ここで言いそびれたおかげでゼイネプが最近様子のおかしいギョニュルを尾行してメレクを見つけるという事態に。ギョニュルは既にメレクに会い、アイセルおばさんとコンタクト取れる状況でメレクはその時家から追い出されたところをおばさんに保護されてました。。メレクを見て錯乱状態になるゼイネプは予想してましたが、まさかぶっ倒れるとは。メレクは逃げるしギョニュルが隠していたと勘違いするゼイネプ、そこへ心臓発作でぶっ倒れるジャヒデ〜！！

ジャヒデは一命をとりとめとりあえず一安心となったところでゼイネプはメレクに再度会いに行きます。シナンが落ち着かせようとしても聞きません。家にはシューレだけしかおらず言い合いになる二人。ここでシューレのこれ以上あの子を混乱させないで！という言葉は同感してしまった。追い出されたゼイネプでしたがそこでメレクが家に戻ってきて泣き崩れます。病院で言った言葉は嘘だと、トゥルナを捨てたんじゃないということを必死に伝えますが、じっと聞いていたメレクは、自分はトゥルナじゃなくメレクだと告げるのでした。これは…ゼイネプは結婚して新しい娘がいると思っているから自分は要らないと思い込んでいるということもありそうですが、ゼイネプとの別れを引きずってしまっているのかな、と。もう、大人たちよメレクを振り回さんといて！！とも思ってしまう。

えーっとジェンギズはシューレの新しい仕事の邪魔して客と揉めたりタクシーの運ちゃんと喧嘩して警察に捕まりました。ガムゼはシューレに金と引き換えにメレクの件はジャヒデは関与しなかったことにしてくれと頼むし、ややこしくなりそうです。このドラマ、グネス家が金持ちで金でねじ伏せることで話が進みます。世の中、金。金こそ全て。