ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

漫画「リクエストをよろしく」5巻(完) 感想

 

リクエストをよろしく 5 (フィールコミックスFCswing)

完結しました。面白い漫画がどんどん終わってゆく…。

 

前巻はチーコが入院し、水無月に代理でパーソナリティやってみないか?と雪室さんが提案したところで終わりました。一旦断る水無月でしたが、ソータ1人ではどうにもテンポが悪い。それでもチーコが戻ってこれるまで、と奮闘するソータに芸人時代の頃を思い出す水無月。そしてコールタールが復活します。

 

と言っても水無月は正体明かさずあくまでも番組はチーコとソータのものというスタンスで突然乱入した謎の人物と組むソータの番組は続いていきます。雪室さんが二人を見て泣いちゃうところとか良かったです。自分が好きだったコンビなりグループが目の前で再結成してくれたら確かに泣いてしまう。

 

で、肝心のチーコはすぐ退院出来る病気ではなく、想像よりずっと重かったです。チーコと松戸くんのやりとりもかなり好きだったのでこの二人ももっと見たいわー!!チーコが弱い部分を見せれるのが松戸くんだけなのがまた何とも。

 

ところでソータの新番組ができるかもしれないと知った時の水無月の嬉しそうな顔にやられました。やっぱめちゃくちゃ好きじゃんソータのこと。そしてその表情に萌える雪室さん笑。ソータのど天然マイペース振りが本当に魅力的で読んでて楽しかったです。できれば「23時すぎのシンデレラ」以外の活躍も読みたかったですけども、芸人時代に叶わなかった地道にファンを増やしていくソータと水無月が見れて何より。本当に面白いラジオ漫画でした!

 

 

 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

漫画「アニメタ!」5巻 感想 ユキムラがんばれ。

 

以前こんな記事書いてたんですけど、気づいたらエレンもトレースも実写ドラマ化されてたのでアニメタ!も来い!!実写化!!と思うぐらい面白いです(面白いとすぐ実写化してくれと思ってしまう病気)。アニメ業界が題材ですけどアニメより実写で見てみたいです、個人的には。

 

アニメタ!(5) (モーニングコミックス)

 5巻はユキムラが神と崇める芹澤監督が表紙です。そしてユキムラが初めて作品のエンドロールで名前がのるという記念すべき巻です。下手すると4巻で打ち切りになっていたかもしれないという本作、信じられない…こんなに面白いのに。ユキムラが作画監督になるまで続いて欲しい。

 

まさかの芹澤監督からスカウトを受け、スタジオを移るのか九条監督とフジ子さんの元で続けるのか悩みに悩むユキムラ。一方、同期の伊達さんはキャラクターデザインの仕事にシフトするかで悩んでましたが、また師匠の浅石さんが本当にいいこと言うのです。家庭にも一家に一浅石さんが欲しい。

 

ユキムラや伊達さんの成長は読んでて眩しいですが、この巻はフジ子さんの巻でもありました。なりたいものになれるのはなろうとした人間というセリフが印象に残ります。ユキムラがいつかなりたいものになれたとして、一番最初の師匠がフジ子さんだったのはとてつもなくラッキーなことなんだと思います。才能があっても埋もれていく人なんて沢山いる中、その人の良さを引き出して育てることの難しさや大切さも大変面白く描かれています。最近のアニメ見てるといつのまにか制作スタッフに海外の方の名前を大量に見かけるようになったなと思うのですが、こういった動きは今後加速していくのでしょうか。

 

そしてユキムラも参加した劇場アニメが公開。芹澤監督の誘いは断り、動画検査をしながら次回の原画試験までまた描いて描いて描きまくる日々。映画の公開にあたり、興行収入の話も出てましたが面白いものが売れる訳ではない、ヒットするにはファンだけでなく一般層を動かさないとっていう最近まさに現実世界でも邦画が話題になってますけども。面白いと評判でもSNSの口コミの力で広まる作品ってそう沢山あるわけでもないイメージなので、宣伝にまつわる内情なんかも今後の話で読んでみたいかなと思いました、チラッとでいいので。個人的に身も蓋もないこと書いてしまうとどんなに評判良くて面白いと勧められてもまっっったく興味ない作品にはお金と時間をかける気が起こらないので。。

 

なんだか話がずれていきそうなので終わりますが、本当に面白い漫画です。絵の技術的な説明も私みたいな素人にも大変分かりやすいし、アニメ業界における天才の描かれ方も説得力があります。次巻も楽しみです。

 

ということで、今月は劇場版「SHIROBAKO」を観にいこうと思います。

 

 

 

映画「his」感想

f:id:mtokumako:20200130181505j:plain

 
良かった、本当に良かったです。
ドラマ版から見ていた者としては序盤で迅が川で本を読んでいるところでもうグッとときてしまいました。(ドラマで渚が本好きと描かれていたのでその影響だろうなと思ったら劇中でも触れられてました)
 
映画化されると聞いた時、迅は結婚してそうだなと想像しましたが、渚の方が結婚して娘が生まれていました。ドラマの物語が二人のこれからが始まる"前"の話だったので別れのシーンからの入りに一気に現実感が増してる…と同時に積み重ねた五年が見たい…とも一瞬思ってしまいましたが。でも二人の雰囲気で十分伝わってきました。
 
 
同性カップルの話だけでなく、母親や子育てに関しても一歩踏み込んでいたと思います。松本若菜さん演じる渚の妻であり空ちゃんの母がとても印象に残りました。渚が何とか結婚生活に折り合いつけようとがんばったけど、と話す場面がありましたが、玲奈の立場でも色々考えてしまって。そりゃ理想は仕事もガンガンこなして子供との時間も十分取れて困った時に親身になって助けてくれる親なり誰かが側にいて、夫とも夫婦円満な生活を送りたいと思う、誰もが。
 
でもそんな全部は無理だから!!皆何とか折り合いつけて生きている、ということがじんわり胸にくるものがありました。玲奈が酒飲んであっち行ってと娘を追い払う場面とか、大昔の自分だったらなんつー母親だ!空ちゃんは渚と暮らした方がいいじゃない!?ってもしかしたら思ったかもしれません。そうしてしまった彼女を察することができるほどに自分も年をとって色々考えるようになりました。裁判で弁護士に問い詰められた時の彼女は正直見てられなくて。でもその直後に渚が電話越しで娘と話すところが一番苦しかったです。
 
 
娘の空ちゃんの可愛いさには本当に癒されたし、あの迅と渚のキス場面を見ても動じずに周りに言ってしまう純粋な部分も渚の子育てがきっといい影響を与えてるんだろうなと想像しました。まあ実際渚はまだ離婚が成立する前に迅と関係持つので客観的に後から振り返るとうううううんそれは…となりそうなところも本当の自分を抑えなければならなかった背景やら一生懸命子育てしてきたことやら色々ぐるぐる考えが巡ってやっぱり異性愛者じゃない人にとって好きな人と一緒にいることって乗り越えるものが大きくて、当たり前ことではないと改めて思いました。
 
 
迅役の宮沢氷魚さんも物腰柔らかい中に寂しげな印象持たせる青年がぴったり合っていて良かったです、個人的に耳と手が赤いのが結構目につきました。寒いし水仕事も多いからな。。ビジュアルにケチつけたくないけど、髪は黒がよかったかな〜〜!とぼやかせてくれ。
 
 
こういう現実と地続きな物語は、私は楽しんで見ても思考の2%ぐらいはいつも"でも現実はクソだしな"ってどこか冷めた部分が常にあります。しかし根岸季衣さんの「年取ると男も女も関係ない、長生きしろよ」のセリフや田舎の皆が噂好きだけど見守るという雰囲気に何となく救われた気持ちにもなってしまいました。
 
ドラマ版の視聴者にとっても映画は素晴らしい続編でした。