ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

漫画「凪のお暇」8〜9巻 感想 まだまだ続くよ北海道編

凪のお暇 9 (A.L.C. DX)

 

凪のばあちゃんキッツ。

まだ北海道から抜け出せない凪。ゴンにプロポーズされたり、ばあちゃんがタピオカを喉に詰まらせたり、凪母は東京へ逃亡(凪がお暇しておいでと行かせた)したり、凪の状況は進んでるようで進んでない。とりあえずプロポーズは、母を何とかしてから、となぜかゴンも東京で凪母の相手してますが…

 

これまで凪母に対してウワ〜引くわ〜ぐらいのテンションでしたが、ばあちゃんはその上を行っててヤバい。自分の価値観以外は認めないしその凝り固まった考えを他人にも押し付けるし凪母もつれぇ人生だったんだな〜と少しだけ母の立場に思いを馳せてみたり。ばあちゃんみたいに他人も自分と同じ考え前提で話をする人現実にもいますが、マジでキツイ。それにしてもこのばあちゃんシングルマザーで何の仕事して娘育てたんだろ…大変な思いして育てたとしても子どもを縛りつけるのは違うと思うし、作風のおかげでスラスラ〜っと読みやすいけどもし自分が現実で凪と似たような環境にいたらちょっと読み続ける勇気ないかも、とも思ったりします。

 

連載が始まって5年ぐらい?経って凪は28歳のまま、自分はどんどん歳とって、28なんて若いし何でも出来るんだからよ、と見守るババアになってます。

 

まあでも凪の話も気になるけど、慎二と市川さんカップルが更に面白いことになってきています。はわわ~の擬音を背負いそれを地でいくスーパーウーマン、市川さん。慎二がプロポーズするなんて…と読み進めたならば、串でぶっ刺されてました。ああ〜おもしろ。市川さんの両親は昭和〜平成の理想の夫婦像みたいなイメージを読者にも与えておいて、後からひっくり返される訳です。この作者さん、ひっくり返すの上手すぎる。いや、ていうかこの時代、夫婦二人で出世目指せばいーじゃん、て思うけども。家事なんて外注でいーじゃん。でも慎二は食事とか諸々世話してくれる人を求めているから簡単にはいかんか、あ〜おもろ。