最近読んだ漫画感想

コロナの影響で自粛生活が続いており、色んなコンテンツが無料になったりしてますが私がこの二ヶ月で読めたのは「銭ゲバ」だけ…。自粛生活がストレスなのではなく、自粛生活してるのに自分の時間が思ったより取れなくてかつ色々読みたいのに気力体力がなく読めないということがストレスになっているというよく分からない状況に陥っております。

そろそろエンジンかけたいと思い最近また色々読みだしたのでいくつか感想残します。全て1巻しかまだ出ておりません。

★AGRAVITY BOYS

1巻の感想

もう何年もジャンプ作品からは遠ざかっていますが、なんとなくお試しで読んでみたら面白かったのです。宇宙SF×ギャグに吹っ切った世界観が珍しく感じました(彼方のアストラもコメディ要素はありましたが…)テンポよくサクサク進むし今後何が出てきても多少のことでは驚かない自信がまだ1巻なのにつきました。いや面白かったらなんでもいいのです。キャラも皆天才設定だけど清々しいおバカっぷりで男子高のようなノリ。転生の秘薬ネタで突っ走るのかと思ったら！

★ブルータル　殺人警察官の告白

1巻の感想

実写ドラマ化もされた「トレース　科捜研法医研究員の追想」のスピンオフです。「トレース」本編が佳境に差し掛かっておりますが、スピンオフは壇が若い頃のお話です。エログロ満載で絵が美しいので不気味さに拍車がかかっております。壇が事件の犯人に鉄槌を下す…という言葉では生ぬるいと感じるサイコパスっぷり。アンドイケメン(なんでドラマは千原ジュニアになったんよ…)。壇の家庭環境などがこれから明かされていくのか分かりませんが、私が良いと思ったのは犯人側の生歴などが描かれていないことです。出てくる事件が胸糞悪すぎて、こんなゴミ以下の奴ら殺してくれてありがとうという危険な思想に飲み込まれそうになります。「トレース」でも思ったんですけど、作者さん容赦ないです…だがそこが大きな魅力！

壇が映画「エクソシスト」オタクなんですけど、映画を連想するところが何か所かありました。1話は「22年目の告白」だし、レイプシーンはめっちゃ「ヒメアノ〜ル」思い出してげんなりしました。

★カノジョは今日もかたづかない

1巻の感想

美人でオシャレで仕事をバリバリこなし彼氏持ちのアラサーが主人公と聞くとハン！何だそれ(僻み)ってなりますがタイトル通り、彼女は汚部屋に住んでます。そこに親近感が湧くかというとそうでもないんですけど、読んでいくと部屋のことだけじゃなくめちゃくちゃ不器用なところがある彼女。

私も片付けは得意ではないので、主人公が片付けようって思ってても仕事から帰ってきたら気持ち切れちゃって寝るだけになっちゃうというループに陥るのはよく分かりますというか似たような生活送っていた時期あるので。

部屋汚くても気にしない人は本当に気にしないですが、綺麗でスペースに余裕ができるとその分精神的にゆとりもできるのは実感としてあります。綺麗を保つってなかなか難しいんだよなと思ったり。

家に来たがる彼氏から何回も逃げ続けるので彼氏は不信感をつのらせ、一方で同じマンションに住んでいる同僚には汚部屋を見られ少しずつ同僚との交流が始まり…という感じ。この同僚の彼がいいキャラしてます。

★アンチロマンス

 1巻の感想

なんと単行本がでるまで５年掛かったとのことで、めっちゃいいところで1巻が終わっているので、2巻発売が５年後かもしれないと頭によぎった瞬間天を仰ぎました。長ぇ(泣)。高校からの同級生が卒業と同時に同棲ルームシェアを始めて６年。男二人で６年ておかしくね？という作中のツッコミがありますが、まあおかしいかもね…。美容師とライターという仕事の忙しさに加えて二人の心理描写も丁寧ですのでなんか共感してしまうといいますか、さすが日高ショーコさんだなあと思いながら読んでました。外見とのギャップも良くて掃除や料理などの家事は茶髪の美容師の彼の方が出来て、真面目黒髪メガネの彼はその辺かなりダメダメ。かといって依存関係とかではなく、たま〜に距離感おかしいなとお互い感じつつもなんかもういいやみたいな感じでズルズルと同居が続いている…という。

二人の周辺人物も３０代から見た物事の見方がまだ24の二人とは違いそこそこ経験重ねてきているからこその発言がとても良いです。

で、色々重なって二人の関係がついに崩れるわけですが、気づいていたのに気づかない振りをしていた限界が恋愛経験のないメガネ君の方にきてしまうのです。いやーーーマジで早く続きを…(瀕死)

★九龍ジェネリックロマンス

え〜なんというんでしょうか、香港の九龍に住む３０代男女のラブロマンス？なんだけどそれだけじゃなかった…冒頭からSFが入り交じる摩訶不思議な世界観。とりあえず1巻ラストは読んでる途中から何となく予想ついたんですけど、先が気になります。作者さんのセリフ無しで表情での魅せ方が上手いし、そのうちセリフ無し漫画(そんなんあるのか？)を発表してほしい、面白そうなので。