ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

ドラマ「本気のしるし」最終回 感想

 

誰か早く忍成修吾さんが完全に当て馬と思わせてラストで逆転ホームランかますブコメドラマを作って欲しい。

 

そして何話か忘れたけど森崎ウィンさんの最高の"は?"が聞けるのはドラマ「本気のしるし」だけ…(浮世が結婚していると聞いた時の辻。あれは芝居の域を超えた心の底から出た、は?で素晴らしくて面白かったし私もは〜〜!?って叫んでました)

 

監督と土村芳さんのインタビュー記事を読んで、腑に落ちた箇所がありまして。多くのドラマがそこにいない客(視聴者)に向けた話し方になっている、と。本当は観客0人なのに。たしかに私このドラマ観ている時ボリュームかなり上げて視聴してました。特に辻(森崎さん)がボソっと話すのが良かったです。視聴者意識しまくった大げさな演出とかされると白けて萎えるタイプなので、本ドラマは本当に役者陣の芝居に集中、というか辻と浮世の物語をこっそり垣間見している気分になった作品でした。

 

最終回、健康食品のセールスしながら辻を探すという方法で覚醒した浮世さん。ちゃんと貯金してるし絡まれた男に蹴りを入れたり私服もワンピース以外の服を着ていたので見直しました。200万と引き換えに辻の居場所を突き止めたものの火事でアパートが無くなっていた。執念で見つけた辻は、やさぐれてドン底にいた。この4年の間何してたの!?そういうことも一切教えてくれなくて想像するしかないんですけど、浮世が辻と最初に会った時と同じグレーのロングワンピを着て会いに行くのは粋でした。そして徹底的に音楽の流れない本作で、最終回でレコードの曲を流すという演出。

 

あの、浮世が辻に"運命の人だから"と伝えてましたが、いやあんた峰内(忍成さん)にも絶対同じこと言ってそう…辻とも結局峰内と同じルートを辿る気がしてならなかったです。もう二人とも勝手にしてくれ

 

イライラするーーー訳分からん!!となりながらも人間の思っていることと言動が一致しないことの歯がゆさ、気持ち悪さみたいなものが観れて大変面白く視聴しました。こういうエッジの効いた気持ち悪いドラマ(褒めてます)もあっていいんじゃないでしょうか。