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十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

ドラマ「おっさんずラブ」全7話感想

 

最終回のラスト、変な声出ましたがな。牧くん&春田、おめでとう!!

 

最終話は、いきなり海外転勤、待ち合わせの途中で病人を助けてすれ違い、携帯忘れる、結婚式の途中で抜ける…ってもういろんなコンテンツで1億回見せられてきたベタのベッタベタネタを全部ぶっ込んでた。なのに…え…何このものすごい感動巨編を見せてもらったような気持ち…泣きそう。この脚本、演出、キャストさん達じゃなかったら多分白目になってました。私、こんなベッタベタな展開でハラハラする気持ちがまだ残っていたんだなと自分でもびっくりです。

結婚式の春田の号泣シーン、もうお前ほんっっとにバカあと残り10分やぞ遅いわ!と怒りながらも目から汗が出てくるというね…

 

 

このドラマ、つっこむとするならばやっぱり部長のキャラだと思うんですけど、下手したらパワハラとも受け取れるし吉田さんも自分の演技次第ではものすごい変なドラマになるって仰ってたようですが、何か色々吹き飛ばしましたね。50代だって恋してもいいじゃないの、この一途な愛を誰が否定できるのか。(めっちゃ笑ったけど)

春田と同棲始めても、うれしい!たのしい!だーいすきっ♪な気持ちだけじゃなくて不安も絶対あったはず。だからフラッシュモブなんてやっちゃったんだよね(´・ω・`)あーーもうとにかく部長は乙女で漢で愛せるキャラでした。こう思えたのも田中さんの春田だったから、ていうのもありますが。

 

 

正直、6話までは同性愛に対する偏見とか無い別の世界線のような話として見ていた部分があったので、孫とか結婚という現実的ワードが出てきたことにちょっと戸惑いもありました。でも牧がゲイであるが故に出てくる不安や葛藤が見えないキャラだったら完全にファンタジーに私の中ではなっていたと思うし、何というか現実と理想世界の兼ね合いが“ちょうどいい”という言葉が合う心地よい世界でした。 

 

 

春田役の田中圭さんと牧役の林遣都くんは、もう誰もが認める素晴らしい演技だったと思います。演技っていうか所々で素が出てましたけど(好き)。あの私、今まで腐女子の皆様がおっしゃる"推しの家の壁になりたい"、"塵になりたい"という気持ちをふうん( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ソコマデ? って感じで傍観していたんですけれども、牧と春田は私に新たな感情を芽生えさせてくれました。春田家のリビングの壁になりたいね!尊い感情を教えてくれました。もう二人がいちゃいちゃしているだけで世界は平和と思える。さっき部長を褒めちぎりましたが、心の中では毎週牧を全力応援。もう好きなシーンとかセリフを挙げるとキリがないです。春田が牧の風邪を看病するシーンは、私史上、オールタイムベスト看病に踊り出たし、二人の別れのシーンはオールタイムベストのお別れシーンとして君臨すると思います。

つうか今、牧と春田共演CM実現したらその商品バカ売れするんではないか。

そして妄想も膨らむ膨らむ。私の中では、牧にも女の子の幼馴染がいるっていう設定になってます。幼い頃から牧のことが好きで、牧もその気持ちを知っているもののどうにもならない…っていうドラマどなたか作ってくれないでしょうか。

 

 

蝶子さんもマロも主任もマイマイもちずも鉄平兄貴もみんな愛せるキャラでした。登場人物全員に幸せになってほしいと思えるドラマってそう無いと思います。テーマはシンプル、人を好きになることって?結婚って?でもこういうの深く考えずにただただ笑えて泣けるドラマ、それもラブストーリーに入り込めたのは何年振りだろうか…思い出せません。というかこの先、田中さんが恋愛ドラマ出てもはぁ…でも相手牧じゃないもんな…って思いそうで恐ろしい。このドラマ以上に最高な恋愛ドラマは当分出てこないだろうなと終わった時思いました、はい。

 

 

 

最後に、マロ役の金子大地くん、角度によってはめっちゃ野村周平くんに似てると思う瞬間が何度かありまして。いつか兄弟役で見たいです。思わずウィキ行っちゃいましたよ。え〜まだ21才?マロ役最高でしたがな。この先また色んな作品で見たいです。