ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

最新刊感想 漫画「リクエストをよろしく」4巻 エンジンかかってきました。面白い!

リクエストをよろしく 4 (フィールコミックスFCswing)

 

4巻の感想です。

 

颯太とチーコ、天然ゆかいバカ&やさぐれアイドルのタッグで新たな番組がスタートしました。脚本は水無月が書くも、チーコと仕込んで颯太に脚本無視した無茶振りしたりと、水無月の颯太プロデュースにエンジンがかかってまいりました。滑り出しはまずまず、でも着実にリスナーは増えてきているというところで水無月と颯太の芸人時代編が。というか颯太はまだ芸人やってますが、水無月が芸人辞めた時の話。

 

どうやったら届くんだよ…ってこれ何もお笑いに限った話ではなく。今はネットで何でも手軽に色んなコンテンツに触れることができるし、発信する方も色んな手段があります。とはいえ、音楽でもお笑いでも小説、漫画でも何でもどれだけ良いものでも埋もれてしまっているものもきっと沢山あって。小説「火花」とか本作品みたいな裏側を見せられるとM-1とか見てても色々想像してしまってハラハラしてしまう自分がいます。ちなみにこないだのM-1は心の中で私は和牛に一票入れさせてもらいました。

 

 

ていうか、水無月あんな感じだけど颯太のことめちゃ好きだよね!?と段々目が腐ってきたんですが、雑誌の取材受けたりチーコの番宣の効果もありいい感じになってきたところで!なんとチーコが倒れてしまいました。持病なのか、まだ明らかにされてませんがチーコのキャラも好きなのであんまり重い展開にはして欲しくない…。

 

 

読んでると、リスナーと一緒に番組を作りあげていくラジオの生放送ならではの魅力満載で、テレビでは無理だよなぁ、と。もちろん企画や脚本というしっかりした屋台骨と番組を回す側の力量があってこそだと思うんですが。チーコにも復帰して欲しいけど、次巻は颯太と水無月の掛け合いが沢山見られそうでこれまた楽しみです。いやーでもこれ見られるの一年後か…

 

 

 

本当に面白い、面白いんだ!今実写化して欲しい漫画一つ選ぶとしたらこの作品です。

 

 

 

 

 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメBANANA FISHやサバプロのREDの話とか

 

※原作の超ネタバレしてます。

 

 

bananafish.tv

 

 

 

 

 

 

 

今一番情緒不安定になるアニメの話。

ド名作BANANA FISHのことです。アニメにこんな感情揺さぶられるとは自分でもびっくりしてます。そしてこのアニメの1期OPと2期EDの曲を担当しているバンドSurvive Said The Prophet (サバプロ)に恋に落ちたのでアニメ最終回前ですが感想残しておきます。

 

 

私も昨年アニメ化を知って心が踊った昭和生まれの一人なんですが、と言っても原作は高校生の時に一気読みして、それ以来たまに思い出す程度で結局読んだのはそれっきりです。軽い気持ちでまた手出せない、みたいな。ものすっごい面白かったんですが、辛くて。最後が辛すぎて放心状態になったのは覚えてます。「おかあさ〜ん、アッシュ死んじゃったよ‥(泣)」と一緒に読んでいた母と話してた気が。当時は何この悲しすぎる結末は!ハッピーエンドが見たかったー!!(今はちょっと印象が変わったけども)と嘆いたこととシン坊が好きだったなぁ〜というぐらいの超ぼんやりした記憶でアニメに挑みました。ぶっちゃけブランカの存在も忘れてたぐらい。今はアニメ最終回後に原作漫画買って読み返す決心がついたのでそれも楽しみです。

 

 

で、で、アニメ初回視聴で絵もキャラ達も声優さんにもスゴイ!ってなったけど一番心掴まれたのはサバプロの曲found & lost だったんです。

 

え!?(゚Д゚)  え!? やばいじゃんこの曲。天才なの?隙が無い。

 

え、なに!?  Survive Said The Prophet?知らない知らない。どういうバンド?何なのーーー

 

と衝撃受けました。もうそこから堕ちていく一方です。イントロからめちゃめちゃカッコいい、一発でネイティブ英語と分かるしそして歌詞!!後々よく聞いてみると全部アッシュの叫びだと思ったんですけど特にここ聞いてもう降参しました。

 

 

"答えを見つけたいんじゃなくてお前と旅をしたかっただけなのかも"

 

 

アッシュ…。曲の全てがBANANA FISHの世界観にどハマリしているけどアッシュと英二に関してはこのフレーズに集約されている気がして。最初はアッシュの英二に対する思いだと受け取ったけど、最終話に近づくにつれ、英二のアッシュに対する思いも究極にはきっとここだな、と。アッシュが自由を求めて闘う話でもあるけど、自由を掴んでいたとしても英二がそばに居なかったら?満たされないままだっただろうし、英二も誰よりもアッシュの自由を願ったけどきっと同じ。昔、光の庭の英二見た時愕然としました。原作読んだ時はアッシュと英二の関係って愛というよりシンプルに固い友情だと当時は思っていたような気がします。でも今アニメを追いかけてきて思うのは、私がそれなりに歳をとったからだと思うんですが友情とか愛情とか恋とかという言葉では割り切れない感情があるってことだけ。もう友情でも愛情でも何でもいいや、アッシュと英二はただ一緒にいたかった、それに尽きる。頼むから2人で旅しててよ、二次イラストとか見てほっこりニヤニヤする一方でラストは辛いのにあの運命のラスト以外考えられないという修行僧のような心境に結局至ります。アッシュが欲しかったものを手に入れて全てから解放されるにはあのラストなのかな、と。だけど英二は?と考えてしまうと頭抱えるしかなくて感情がループします。

 

 

はい、ここでサバプロの話。

 

 

サバプロの9月に発売されたアルバムs p a c e [ s ]も購入して聴いてみたらどれもこれもカッコよすぎました最高。私がアルバム購入するの何年振りだか全く思い出せない。いやでももっと売れなきゃおかしいだろっつうか頼むからとっとと日本なんか超えて世界行ってくれ世界に。世界獲れる(何様目線)。そんなことまで思いました。おそらくもうすでに業界では有名なんだと思うんですが、私みたいな普段音楽に疎い人間はドラマ映画アニメCMタイアップから知るぐらいでそういう意味でもBANANA FISHみてて良かったなと。これからも新曲チェックして買います。

 

 

新曲REDは2期ED曲ですけど、まずアッシュと英二がライ麦畑にいる映像と共に流れた時は、たまげて白目になりそうでした。そして曲名!曲名知った時!!

 

REDってどう考えても血=死のことやんけ(絶句)

 

おエェ…(吐血)  あのラストに向かって作られたんだなと瞬時で察したんですけども、歌詞もこれまた悟りを開くぐらいの心構えで読まないとやってられません。和訳も私が思った言葉とビミョ〜に違っててこの意訳に惚れ惚れします。。(いや内容はへこむが)

何というか救いがないのにライ麦畑の映像が眩しくて(ここ数話はオンエアで流れてないですが)。絶望とも思える曲(赤)にのせて夢のような映像(金色)を見せるってどんだけ突き落とすんじゃい。メロディも一度で耳に残るインパクトあるしfound & lost の世界観と見事に繋がってるのもあっぱれ、と思いました。

 

初回限定盤についているBANANA FISH とのコラボムービーも見てたらfound & lostで英二がアッシュとスキップの前で高跳びする序盤の名シーンが入ってて、歌詞の〜hope inside my heart と重なってて苦しい。その後今夜の23話の予告見て更に苦しくなりました。高跳び英二を見上げるアッシュの表情が小さな子どもみたいに見えて好きです。アニメのアッシュと英二って何となく私が原作で抱いていたイメージより年相応の可愛らしい素顔を見せてくれている印象。ああこの子達10代後半なんだよな、と。アッシュが英二にしか見せられない苦しんだり楽しそうにしてる姿のシーンがほっとするのに辛いってどういうことや。どうしても今は親目線が入るのでアッシュの境遇や受けてきた性暴力への怒りが昔よりもキツイです。読んでた自分も子どもだったし何にも分かってなかったな〜とも思います。

REDの方はアッシュが見た死のシーンと英二と一緒にいる二人のシーンが詰め込まれてました。カップリング曲lost & foundの方もアニメ視聴者は聴いてみてほしいです(もしや最終回で流れるのでは?いやもうズタズタになる覚悟は出来ているのでかかってこいよ…)。

※追記

lost & found、最初聴いた時、あれ歌詞カードと違くない?って思ったんですが、あまり深く考えずにスルーしようとしてました。しかし何度か聴いてるうちに目を背けることが出来なくなりました。私には〜hope inside my heartが〜hope inside my armsに聞こえます。誰か俺の腕に希望を〜(つまり運命とか曖昧なものでなく、"誰か"という確かなもの?)みたいな意味に捉えました。heartだと精神的な意味合いだけど、ここがarms:腕になると一気に物理的な繋がりという現実味を増します。で、希望(アレ)を抱きかかえたまま幸せに眠るアッシュの姿が脳裏に浮かびました…。

 

ていうか仕込みすぎだろ〜なんだよこのバケモノバンドは〜!

多分全然違う意図があるんでしょうけどIQ3の私にはこんなことが頭によぎりました。人の数だけ違う解釈があっていいと思うし…制作秘話めっちゃ聞きたい〜けど答え合わせするのも嫌だな、みたいな感じです。音楽にこんな悩んでどーすんねん、もっと自分のこと、考えなきゃいけないことが山程あるのに!

 

 

 

原作読み返したらまた色々印象が変わるかもしれませんが、アニメはアニメで最高です。しかし、話の流れは全然覚えてないのに結末だけ覚えてるので、何にも知らない状態でアニメ見たかった気もします。ラストも原作通りになるとしてもアニメオリジナルの演出が入るならそれはそれで楽しみです。いやむしろ何かを望んでます。私としては英二にも光が見える終わり方を見せてくれたらもう何も言うことないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新刊感想 漫画「この音とまれ!」19巻 合宿編もTHE青春してます

この音とまれ! 19 (ジャンプコミックス)

 

19巻、発売されました。毎巻毎巻表紙も綺麗です。ハイライトは表紙の通り名都くんat合宿です。

 

チカ、コータ、侑とのグループ練習が始まったもののなかなか進みません。そして名都のフラストレーションも溜まっていきます。彼が感じた居心地の悪さって何度も経験あるな〜と思いながら読んでました。学生時代だけじゃなくて学生じゃなくなってからも。人との距離感の話、衣咲叔母ナイス。それにしても滝浪先生と衣咲叔母の安心感が半端ない。時々大人目線でハッとするセリフが入るところもこの作品の好きなところです。ところでこの先輩と後輩はいくつやの。衣咲30、滝浪先生32才ぐらいかなと勝手に思ってますが。

 

そして相変わらず音楽表現が圧巻です。見応えあるし見惚れてます。もう全国大会が楽しみでしょうがない。複数人で何か1つのことを目標にした時、妃呂が思うはがゆさも分かるし自分と同じ考えを持った人の方がやりやすいのは当然。でも名都みたいな子に同じことを求めるのも違う。つうかあれだな、名都は周りが必死こいて残業する中、しれっと早めに帰るタイプだな…。名都もそのままでもいいんだよと思うけどもあの練習を経て良い意味で変化していくのも楽しみです。実際にいたらまず関わりは持たないタイプキャラですけどやっぱり好きです。

 

 

 

あとチカとさとわ。寝起きで間違えて?女の子抱きしめちゃう?っておいなにそれ。少女漫画あるあるきゅんとする場面第5位の作画も必見でございます。今まで色んな漫画で何回も見たことあるわい。でもチカとさとわに関しては不覚にも少しときめいてしまいました。いいんじゃないの(ニヤニヤ)もっとやらかすチカがみたいですよ、私は。

 

 

 

20&21巻の感想 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

18巻の感想

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