ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

ドラマ「中学聖日記」8話までの感想

 

次回9話の予告、晶の父ちゃんがまさかの岸谷五郎ってところしか目に入ってきませんでした。

 

いや〜面白くなってきた!と思う。

これ実写ってどうなのって開始前は思ってたんですけど、

 

 

有村さんかわいい&岡田くん顔が良い&岡田くんの顔が良い

 

 

おいおい…

 

 

 

おーい

 

 

 

やばい人たちしかいないwwwww

 

 

 

こわいこわいこわい

 

 

 

 

えっあ!?えっどうなんの?あーーーー主題歌ーーーーー主題歌いいなーー

 

 

 

毎回こんな感じの感想で、最後どう終わるかが気になって見続けております。

 

正直、晶筆頭にどいつもこいつもヤバいなって人たちしか出てこなくて、なかなかホラー要素&ツッコミ要素も強いドラマなのに音楽で思いっきり純愛アピールされてぶん殴られるドラマです。主題歌も本当に良いんです。

 

8話は、終盤にかけてあれ?なんかよく分からんが主人公にとって都合の良い方向へ話が進んだぞ?という、あるある現象が起きました。育児放棄のモンペ母が急に改心して、一応彼氏だったはずの野上先生は聖ちゃんの背中押して別れるという超スピード破局。こんな感じでラスボスの晶の母も最終回の22:45あたりに、もうアンタの好きなようにしなさい、とか言うんじゃなかろうか。

晶が高校生になってからも勝太郎と原口さんが職場で盛ってたり、聖は問題あり過ぎるモンペ母の相手に手一杯と周りがガチャガチャし過ぎてもっと聖と晶の二人をメインに見たいなーと思ってたところで8話ラストのフェリーです。聖が自分から動き出しました。

 

 

面白くなってきたのは、晶役の岡田健史くんの演技がどんどん良くなっているということは素人ながら思いまして。海沿いを自転車で聖ちゃんを追いかけるシーンはなかなか名シーンだったしもう晶はこの子しか考えられないなって思ってます。有村さんと並ぶとものすごく絵になるってだけで恋愛ドラマとして成り立っている気がします。でも純愛っていうには暴走しまくってて怖さのあるキャラで、15→18才という年齢がギリギリあのアンバンスさもしょうがないのかと思わせるところ突いてて思春期恐ろしい。晶の母親も結構酷いなーと思いながら見てます。

 

 

そして聖ちゃん。

有村架純さんが非常に抑えた演技をしている印象で、何考えてるのか分からないなってのは序盤からずーーーっと思っていました。勝太郎と付き合ってる時もどこか嘘っぽい表情という印象がずっとあって全然本音で話せてないし教師という仕事もがんばってるけどそれが周りの評価に繋がらないもどかしさが淡々と伝わってきていたので、そこが晶に対して心が動いてしまったことと対比になっていたと思いました。社会的にも何も問題無くて優しくて好きでいてくれる人なら自分の素や本音が出せるか幸せになれるかっていうとそうことでも無いし、勝太郎も野上先生のことも特別好きじゃないだろってのが雰囲気でバシバシ出てて、野上先生と付き合うってなった時はそりゃないぜ〜聖ちゃん。。野上先生が不憫で唯一のデートが(付き合う前だけど)隣町で食べた天丼ってそりゃないぜ〜案の定付き合ったとは言い難いまま1話でお別れである。有村さんの潤んだ目の時の表情には女でもやられます。でも晶とのこと保護者に言っちゃうあたりこのお方もハラハラさせられる危なっかしい人であることは間違いないです。私は保護者に言う必要は全く無かったと思っている派ですけども。

 

 

 

原作があるとはいえ未完ですし、野次馬視点で見ている部分も多少あるのですが、この時代に禁断の恋をテーマにしたドラマって大チャレンジだと思います。こういう先の見えないざわざわする物語は最近少ないので突っ込みつつ面白く見てます。

 

今期は「大恋愛」といい私の中で恋愛ドラマがなかなか熱いです。

 

 

 

 

 

 

「獣になれない私たち」4話感想 獣になれなくてもいいと思う…

 

 

もうさあ、どいつもこいつも馬鹿じゃないの!?

 

 

上野てめえゴーヤぐらい食えや

 

 

 

ドラマ「獣になれない私たち」4話の感想です。これ最終回で恒星と晶がキスして終わるというしょうもないエンディングだったらどうしよう。。。バカ(獣)になれたらいいのに、というセリフが頻繁に出てくるドラマですが、いやあんたら十分馬鹿だと思うよ。。私もなるべく波風立てたくないしハッキリNOと言えない日本人だし他人に頼むより自分で済ませてしまいがちでズルズルいくタイプなので初回の段階では結構共感していたんですが、やっぱり度合いっていうもんがあると思うのです。元カノを4年も経済的に面倒見る+浮気って相当です。これもうちょっと設定どうにかならなかったのかなぁ。はたから見てたら晶バッカじゃねえの?と。恒星に完全同意。なんで言わないの?出来ないの?って言われても出来ない人が主人公なのでね、分かるんですけど、客観的に見るとアホくさくて愕然とします。もう勝手にしろと見捨てたくなるんですが私もそう思われてるかもな、ということに気づき頭抱えたくなりましたし、松田龍平さんが可愛いので最終回まで見る予定ではありますが(褒めてるつもりです)。

 

 

京谷と朱里が付き合っていたということが未だにピンと来ないです。百歩譲って元彼の家に居候するとして、もっと申し訳無さそうにしてくれてたら京谷が見捨てれないという説得力が生まれるものの、あんなふてぶてしい態度取られてなぜ強行手段取らないのか…田中圭さんは一見スペック高いのに根っこのとこでどうしょうもないと思わせてくれるクズが超似合ってて最高です。呉羽さん(獣)は特に言うことないです。私から見ると宇宙人だし、特に羨ましいとも思わないキャラですが、京谷とやったことに関してはGoodjobな心境になりました。これで晶、京谷を見限れるよ、と。

 

 

晶の会社の描写もハッキリ言って極端すぎて、毎回上野と松任谷のヘラヘラ顔見ると私だったら"死んでくれ…"と心に楡野鈴愛を召喚した上でぶちのめしたいところ。システムの佐久間さんポジションの人がもう一人営業の中にいるだけでぐっとリアリティ増すのになあと思います。リアルを追求すると言うならば、ドラマとは言えこの辺もうちょっとバランス考えればいいのに…社長は置いといて上野と松任谷しか出てこないのが地味にイライラします。晶って別に出世願望あるわけでもなく面倒見いいわけでも無いと思うのですが、とにかく目の前のことをこなすって感じがそんなもんよねと思うところがあります。

 

 

あとどうでもいいんですけど、デリケートな話題を小さい子どもが大人の会話を聞いた体で喋らせるって結構ドラマあるあるな気がするんですが、こういうシーン大嫌いです。ラーメン屋の彼も個人的にかなりうざったくて、メインキャラ以外のあんまり関係ないところにも雑味出してくるなよ〜〜って思ってます。

 

 

とにかく私が思ったことを松田龍平氏が代弁してくれて少しだけスッキリした4話でした。もう朱里とかどうでもいいんだ私は。しっかしこれは最終回後に一気見した方が精神的に良さそうなドラマです。別に獣にならなくても突破できるよ晶さん…。

 

 

 

なんとなく世の中のあれこれを考えてしまう漫画いろいろ

  

 

★「ここは今から倫理です。」 雨瀬シオリさん

ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックス)

2巻までの感想。 教師もの漫画は「GTO」以来です。タイトルに惹かれて読んでみました。一話完結でどこか影が感じられる倫理の高柳先生が魅力的。淡々としているようで生徒が抱える問題に気づき踏み込んでいきます。これぐらいの温度がちょうど良いです。これを熱血教師がやると多分私は引いて読めなかっただろうなと思いました。

出てくる高校の生徒は本当にどこでもいそうな子達。印象に残ったのはツッパリ少年と映画の話、交通事故にあった少年の話、ツイッターで自撮写真を投稿する少女の話、あたりでしょうか。教師と生徒の恋愛についての話なんかも出てきます。

先生が倫理説いて本当に「今」を苦しんでいる生徒が救われるなんてことは現実でほぼほぼ無いかもしれないと思うし、この歳で読むから色々理解出来る部分があるというのも正直なところ。でも漫画内の子達は、人生のどこかのタイミングで高柳先生が言ったことを思い出すんだろうなあ…なんてことも思ったりしました。

 

 

 

★「ミステリと言う勿れ」 田村由美さん

ミステリと言う勿れ(1) (フラワーコミックスα)

2巻までの感想。とんでもなく記憶力が良いパパイヤ鈴木みたいな頭した大学生がなぜか色んな事件に巻き込まれるのですが、ミステリーというより会話劇がとにかく面白いのです。いやキミは一体どんな人生歩んできたん?と突っ込みたくなる程達観した主人公ですけども、「BASARA」や「7SEEDS 」でも感じた作者さんの人生観が現代を舞台にしているだけあって結構前面にバシバシ出ているような気がします。真っ当なことを淡々と喋りまくってもイヤミを感じさせるキャラではないところが上手いなと思います。

 

 

 

★「Op ーオプー 夜明至の色のない日々」 ヨネダコウさん

 

Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々(1) (イブニングKC)

BL界隈に疎い私でも名前は知っている作者さんの非BL作品です。これまたどこか影のある主人公が好きな私にとってはヒット作品でした。主人公、夜明至は保険調査員。ある日人の感情が色で見えるという不思議少年と出会い、同居することになります。一緒にタッグを組む形で事件や事故の謎を解明していく様はミステリーとしても面白いし夜明と少年、それぞれ辛い過去を抱えているのでそちらも気になります。

「感情が色で見える」は共感覚を持つが故に起こる現象と捉えると、なかなか興味深いです。音が色で見える、とか聞いたことありますし。で、タイトルの通り夜明は無色だそうでこの少年との関わりでどう変わっていくのか…まあとにかくおっさんと少年の組み合わせ、良いです。