ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

2018年冬ドラマ感想 最終回編

 

 ◆海月姫

そりゃ尼〜ずのみんなは元が可愛いもんよ〜〜(*´Д`*)。やー最終回良かったです。目白先生インパクトあった笑。要潤さんてなんでこんなにとぼけたイケメン役が似合うのかな〜。話の内容は置いといて、キャスティング光ってたし最後の最後で月海のかわいさにはやられました。

 

◆ きみが心に棲みついた

9話で今日子がお母さんに本音を言えたことや下着姿で歩いたことを「自分が断ればよい話だった」って言えるの大きな一歩でよく言った!ようやくか!ってなるも堀田さんと吉崎さんには今日子が星名を単に庇ったようにしか見えてないっていうのが結構リアルで良かったです。視聴者的にはもちろん全て客観的に見てるから今日子が言いたいこと分かるけど、多分堀田さんや吉崎さんのように当事者だったら分からないかもなぁ…と思いました。とは言え堀田さんが今日子が調査で言ったことを吉崎さんに伝えたのは超アウトですけどドラマ展開的にはしょうがない。吉崎さんも付き合いだしてからどんどん余裕がなくなって別れ切り出すのもまぁそうなっちゃうかもねって感じで観ておりました。

最終話は当初予想してた通りに収まりました。向井さん演じる星名に私も揺さぶられかけたんですけど、最終話見ながらやっぱり星名と今日子がくっつくなんてありえない話だなと思いました。星名も今日子への依存断ち切るには一人にならないと進めないし、死なずに生きるきっかけを今日子が作ったというエンドで私は十分でした。その先は自分で立ち直ってくれ。つまり何が言いたいかというと闇にいる向井さんは最高だったということです。ネットの感想も向井さん絶賛評が目立ってますね。同感です。

 

anone

この展開とセリフ、酔ってんな…と思った時もあれば、セリフがストレートに刺さる場面もあったし、何とも不思議なドラマでした。登場人物達が繋がるまでの過程は強引だったしハリカも中世古も玲も想像するしかない部分が多すぎたんですが(最終話の中世古の弟エピ、今このタイミングで?とは思いました)  終わり方はすっきりしててああ、よかったねと思えました。

坂元さんの作品、次はいつ見れるのか分かりませんが、コメディが見たい。犯罪がらみではない話が見たいです。 

 

アンナチュラ

1話完結ドラマだけど今までのエピソードが最終回に繋がってるの改めて野木亜紀子さんスゴイーとなりました。

あの犯人の実母による児童虐待の過去が出てきた時、ここで同情させるような過去見せつけられても困るって思ったんですがミコトがどうでもいいって言い放つのが印象に残りまして。実際、殺人事件なんかで被害者、加害者の知人のインタビューってこれ何のためにやってテレビで報道してんのかなって思うことがあって、書類偽造の件の神倉さんといい、現実世界でも言ってやりたいことをガツンと言ってくれてちょっとすっきりしました。

中堂さん、夕希子さんに会えて良かった、六郎も復帰できて良かった、神倉さんも素敵でした。ミコトと東海林の距離感が好きでした。

木林さんのスピンオフやってくれないかしら。

 

◆リピート〜運命を変える10ヶ月〜

あああ予想外の終わり方でした。わりとピンチな状況で次回大ドンデン返しとか言われるとハッピーエンドを想像してしまうんですけど、裏切られました。風間は最後は憎めなかったです。おそらくかつては救いたい人がいたんだろうなと思わせる六角さんの演技で皆運命にどうあがいても逆らえないのを確認しつつ誰かがそれを突破するのを待ってるうちに狂ってきちゃったのかな、とそんなことを感じました。鮎美がこれからリピート元メンバーを助けに行くにしても一人ではどう考えても限界あるし、天童と圭介が居ないのは痛すぎました。そしてもう鮎美と圭介の二人がホント私のツボに刺さるカップルで、久々にドラマでカップル萌えを堪能できました。今期予想外に楽しめたドラマでした。

 

 

 

30代になって読んだ面白かった少女漫画 第2弾 「高嶺の蘭さん」はいいぞ。

 

私は昔から少女漫画では「口数が少なめの優しい男子キャラ」が好みで。原点は多分今思うと「イタズラなKISS」の入江くんです(いや入江くんはこれにプラスで意地悪、とか色々あるけど)。昨年実写化した「ピーチガール」も昔本誌で読んでてとーじの方が断然好みだったんですけど、あ、これ浬とくっつくぞって先が見えたとたん一気に読む気が失せて離脱した覚えがあります。

こちらの以前書いた記事も見返してみたら好きな作品の男子キャラ、大体そんな感じでした…

 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

ですが。連載中の漫画では最近読んだ「高嶺の蘭さん」が個人的にヒットしてまして。出てくるのは明るい爽やか王子様キャラです。今までの自分の傾向からすると手に取っても最終巻まで読むかは微妙な感じかもしれないと思いつつ読んでみたら超良かったです。少女漫画ジャンルは年とると楽しめる作品が減っていくので貴重。

 

では感想です。

 

★高嶺の蘭さん   ( 餡蜜さん)  ※連載中

高嶺の蘭さん(1) (別冊フレンドコミックス)

まだ2巻までしか出てないですが、えっもうこれ付き合ってんじゃん、お互い好きじゃんという雰囲気を隠すことなく全面に押し出しててニヤけること必至。明るい王子様キャラってもう出し尽くされた感があるんですけど、主人公のお相手、佐伯くんはなかなか新鮮です。実際に言っちゃうと寒いセリフを寒く思わせない絶妙なラインにいて、1巻冒頭の主人公が水かけちゃうシーンの対応が"あっこの子めちゃいいじゃん~~好き~~"っていきなり期待度あがりました。花屋ってのもギャップありで◎。

主人公の蘭さんは美人でおとなしめ、お嬢様設定なんだけど世間ずれしたところが無く優しい完璧女子。このカップル二人とも美形っていうのが良いです。 毎回花が二人が近づく要素になっているのも可愛いらしいし、ライバル的サブキャラがいないのも好きな展開です。ライバル出現して遠回りするのを楽しめるのは10代までじゃい。30過ぎて猛スピードで時間が流れていくのを痛感する身としては、そんな遠回りせず早よまいてまいて〜と思ってしまうのです。

 

 

パレス・メイヂ (久世番子さん) 全7巻

パレス・メイヂ 1 (花とゆめコミックス)

明治(大正?)時代に似た日本を舞台に身分違いの恋を描く物語。主人公は宮中に出仕として働く少年・御園(みその)で、彼が過去を振り返る形で物語が進んでいきます。ヒロインの帝である彰子さまがなかなか男前な性格してて私も惚れました。身分違いの恋なんつったらドロドロでどっちか死んで終わる結末しか思いつかないんですが、全体的に爽やかな切なさが漂ってます。きゅんシーンはかなり少なめですけどそこが良いのです。

ラストが素晴らしいんです。読み終わったら1巻から読み返したくなる終わり方でした。

 

 

おはよう、いばら姫 (森野萌さん)  全6巻

おはよう、いばら姫(1) (デザートコミックス)

これも少年主人公の作品です。死んだ人間の霊を寄せ付けてしまう憑依体質の少女との交流を描く少し不思議なお話。 主人公の哲は入院している母親のために家事しながらバイトに励む健気で明るい少年で、バイト先の娘・志津の面倒を見ることになり…という感じで始まります。哲の家族の話&学校の話、志津の家族の話&憑依している霊達の話…と結構内容てんこ盛りなんですがそう感じさせず要所要所でもちゃんと少女漫画してます。志津の成長は完全に親目線で見守る感覚で読みました。絵柄もかわいくて、タイトルの意味もなかなか考えさせられる素敵な作品でございました。

 

 

少女漫画界の少年が主人公の作品て結構面白いのあるなぁ〜と。「町田くんの世界」も好きです。完結後に感想書こうかなと思っております。

 

 

 

 

 

 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

 

 

2018年冬ドラマ感想 終盤編 「明日の君がもっと好き」の制作過程をドキュメンタリーで超見たい。

 

海月姫

ドラマとして見るとハイ??ファッションの仕事なめてんの?とか思うけど、漫画の実写化としてはオッケーなのです。シンデレラストーリーとか言われている本ドラマですがリアリティのかけらも感じられません。でも漫画の実写の"再現"という点で見ると良く出来ていると思うので絵面を楽しむドラマ。瀬戸くんの美女っぷりの功績はかなり大きいです。

しかし。もう私のような年代はこのドラマのターゲットでは無いと思い知らされてます。そういえば原作漫画もまだ途中までしか読んでなかったことに気づき、いきなり出てきた賀来賢人くん演じる社長が"この洋服とデザイン全部買うよ"って言った瞬間話飛びすぎで"つ…ついていけねぇ…"ってなっちゃいまして。江口のりこさんのインド人役は面白くて別にそんなこと思わなかったのになぜだ。いやほんと、原作漫画は好きなんですけれども。実写化って本当に難しいなぁ〜と改めて思うドラマです。

9話はお、おとうとよ〜〜(^o^;)蔵子の切ねぇ表情が良かったです。最終回はガチな恋愛見せるのかしら。

 

きみが心に棲みついた

ちょっとちょっと〜ここにきて向井理さんの星名が良いではないですか!原作のサイコパスみが薄れてマンガキャラの域を飛びだして生身の人間であることを感じられる人になってて同情しそうになってしまいます。原作読んだ時は星名がどうなろうが知ったこっちゃないって思っていたんですが、彼を救ってあげられるのはおそらくキョドコしかいないんでね…星名がキョドコと居る時にふと見せる素の姿と会社での振る舞い、大学時代の役も全く違和感無い向井さんの株が私の中でちょっと上がりました。そして実写化した時に自分が求めるのはやっぱりこういう所なんだなと思います。キャラの再現ではなくて、人間らしさを感じられるかどうかってところですかね…。

で、肝心のキョドコはやっぱりマンガキャラだな〜演技の上手い下手とかではなくて。話の方は吉崎さんとのハッピーエンドを想像してましたけど、星名に揺さぶりかけられてまたウジウジするのも、まあ…そうなっちゃうかもね…というか吉崎さんに肝心なこと言えずにどんどん溜めていくから飯田さんの件含め問題が大きくなっていってんだぞ…もうどんなエンドでもありえるなと。

吉崎さんの女の後輩が思ったよりクソで馬鹿っぽいキャラになってるの笑いました。出版社の編集って良い大学出てる人しかなれないっていうイメージあるんで。あと吉崎さんの元カノ、いい年の女が"心友"とか平気で言っちゃうの寒かったです。

  

anone

初回に感じた登場人物達のファンタジー感は強くなるし偽札パートの話が思ったより引きずるのであんまり集中出来ないドラマになってきちゃいました。俳優さん達の演技は素晴らしいと思うんですけど 、偽札作りの作業工程とかどうでもいいんすわ…。ハリカの昔の施設の話はあの1話だけ?いつからネカフェで暮らしてたの?いつから記憶無くしてたんだっけ?この辺りの話、またくると思ってたんですが。色々謎すぎる…。

中世古も不気味だけど現実感がないのは鈴木杏ちゃん演じる嫁も同じです。あのねさんの娘の玲よりイライラしました。小さな子どもがいて"お金ってそんなに大事かな"ってバカなの?当たり前だろーが!!って思っちゃいまして。嫁はもしかして世間知らずのお嬢なんでしょうか。食うに困らない程度あればいいとはいえ結構家計ギリギリという設定ぽいし、中世古夫婦の背景が見えないから余計にそう思いました。

8話で花房さんが動きちょっと現実路線も見えてきたのでどうなるんでしょう。入り込めないと思いながらもハリカが幸せになる姿が見たいです。

 

アンナチュラ

9話の主役はLemonでした。前にも何かの記事でちらっと書いたんですけど、米津さんのタイアップ曲、なんで毎回毎回こんな完璧なのって曲ばっかりでこの人本当の天才なんだなとビビります。(私は「3月のライオン」の「orion」で落ちました) 完璧という言葉は変かもしれないですが、毎回作品イメージとのハマり具合にヒィぃスゴイ( ゚д゚)となります。

話の方は、前回の事件が頭から抜けてたのでおぉ〜そう来たか、と。今期ドラマ全部観ているわけじゃないけど、やっぱり突き抜けて良いです。総合力高い!最終回は多分リアムタイムで視聴します。

 

リピート〜運命を変える10ヶ月〜

これも好きなドラマです。深夜枠なのがちょっと惜しいです。次回の最終回で1話冒頭の場面になります。大ドンデン返しに期待。ミステリーが面白い内容なんですけど本郷奏多くんの年下彼氏ぶりにもどんどんはまっていきました。

 

明日の君がもっと好き

は?

 

は?

 

は?

 

は?(白目)

 

!?フリップ芸!?!?

 

おい、なんでキャストの副音声放送やってくれなかったんだ!毎回副音声やってたら多分結構盛り上がって視聴率アップ狙えた作品だと思うぞ。市原くんとタクシーのストーカーの直虎コンビでやってくれようもんなら最高だったに違いない。ラスト10分で唐突に主人公がドラマタイトルを紙芝居で魅せてくれた超斬新な作品でした。

ちょっとこれ、制作過程ドキュメンタリーでどっか配信してくれないだろうか。最初の脚本家との打ち合わせから。俳優さん達ではなく、演出、美術、衣装さんらスタッフの打ち合わせが超見たい。絶対フザ…あ、いや面白がってた人いたと思う。そんであのどデカイ月は誰の指令なの?私は脚本家の指示に違いないと思っている。

 

最終回、みんなの言っていることがほとんど頭に入らなかったんですけど、伊藤歩さんの

"私、心がぶきっちょだから"

これが結構強烈だった。

心がぶきっちょ。積極的に使っていこうと思います。