ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

2018年春ドラマ感想 最終回編 恋愛ドラマは最終回で海外に飛ばされる。

今期ドラマは、30分枠ドラマが結構お気に入りのものがありました。新しく始まった向井理さんのドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」もなかなか面白いです。

 

ちょっと色々アレな感想もありますが、個人の感想ですので。

 

◆コンフィデンスマンJP

時系列の件、わーやられた。。て感じでした。小並みの感想ですが面白かったです。終盤の家族やスポーツの感動路線気味な話が続いて、からの最終回の3人の過去の話も嘘か本当か分からない話も個人的には"ま、何でもいいや"で片付くノリが良かったです。ボクちゃんがやっぱりいい味出していたなと思いました。

 

◆シグナル

桜井さんがあまりにもしれっと生き返ったので、面白くなっていくかなと思ったんですが、結局事件関係者はほとんど救えずに終わってしまいました…おいおい、何のための通信だったんよ、と。兄貴救えないなら、せめてレイプ犯が捕まった(と信じたい)ところ触れてほしかったです。私は三枝が目を覚ました時、上司として登場する大山をラストで見たかったんじゃ。こんな、考える余地無しの悪の事件描いといて最後ふんわりさせられてもえぇ~.…以外の言葉が出なかったです。。元の韓国版とほぼ同じらしいですが、スッキリしねぇ!!

 

◆デイジー・ラック

金曜の夜にゆる~くふわ~っと見る分には良かったと思うんですけど、最近私の心が狭いので色々オイ!と突っ込んでしまう自分がいました。私は、どのカップルというより薫と貴大の姉弟コンビが好きでした。夏菜さんの仕事バリバリだけどプライベートでは彼氏に甘えるキャラが可愛いかったです。女から見ても可愛いギャップだと思いました。

最終回直前で安芸さんの海外話が出た時は、"はぁ~~!?出たよ~~~海外"とぼやいてしまいました。恋愛ドラマの最終回で主要キャラが海外に飛ばされるの何なの。。統計とりたくなってきたぜ。あとですね、楓が安芸さんと元彼女のリエコさんを店呼び出して2人を復縁させようとするくだり、こんなことするアラサーいるか?おせっかいにも程があります。いやこういうことする小中高生、少女漫画で50回ぐらいは見たことあるし、これをやる主人公はなんだかんだで結局好きな奴とくっつくんですけど。ちなみに原作にこんなエピソードも海外行きの話も出てこないです。漫画原作だけど漫画の読みすぎじゃね?という話の運びに思ってたんと違う!って少々なりましたがまあ皆幸せになったということで結果オーライ。エンディングダンスは可愛かったです。

 

◆やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる

いじめをしていた子たちを別室登校という形で決着をつけました。いじめられていた側が転校してうやむやになるというのがおそらく現実に近いような気がするんですが、ドラマの中ぐらいはっきり決着つけてくれと思いましたので、30分ドラマとはいえ濃密で見応えあるドラマでした。神木くんの社会人役やっぱり良いです。そろそろラブコメ作品なんかでも見たいです。

 

◆宮本から君へ

最終回はまだ見れてないですが、終盤の感想。このドラマ、原作が90年代で文具業界も現代とは事情が違うにもかかわらずあまり気にならないです。え?これドラマ内でも90年代設定なのかなと思わせるぐらい現代的なツールもとことん排除しているように見えるからでしょうか。うまいなあ~と感心しております。池松くんの宮本が本当に素晴らしいです。同僚、先輩、上司にも嫌な奴がいないのでね。。「新人ががんばるお仕事ドラマ」としてはこういう地味めなドラマの方が好きなので、「重版出来!」と韓ドラリメイク版「HOPE」と並んで好きなドラマになりました。あと主題歌とオープニングが好きすぎて宮本の頭ヨシヨシしてあげたい。

追記 最終回感想

(美沙子に)よく言った宮本!!俺が酒奢ってやるよ…みたいな気分になりました。携帯がガラケーだったしやっぱ90年代でした。頑張って踏ん張ってもどうにもならないことはあるけれども…。あの宮本の表情が最高でした。周りのキャスト陣も本当に素晴らしかったの一言でございます。

 

 

 ◆ブラックペアン

最近のTBS日曜劇場枠と私の相性がとことん良くないということを改めて認識させられたドラマでした。というか、5話ぐらいから離脱して、9、10話だけ流し見したんですけど、流し見で十分でした。ツッコミドラマとして見てても色々白ける演出とセリフが多くて中途半端で面白くなかったです。渡海父の話もそんなんかよ!しか出てこない。終盤の小泉孝太郎さんのモブキャラっぷり、最後にスナイプの一言でもアピールしてくれよ!インパクトファクターしか残らなかったです。続編希望殺到?え~~~無いわ。。少なからず私と同じような感想の人はいるようで。。。

ツッコミドラマっていうのはな、市原隼人くんの「明日の君がもっと好き」つうのが非常に参考になります。

 

 

朝ドラ「半分、青い。」のめんどくさい感想

 

 

※6/13  第63回までの感想

ネタばれしてます。 

 

朝ドラ「半分、青い。」ですけれど。私はながら見で距離置きながら"鈴愛、また何か吠えてら(`∇´)"って感じで視聴しております。こんなに好きな部分と気に入らない部分の差が激しいドラマもなかなか無かったです、近年で。私が視聴離脱する時は登場人物どうでもいいわってなって完全に興味が失せた時なんですが、そういう意味では鈴愛のこと特に好きでもないけど、どうなるか見届けてやるか…的な気持ちがあるのです。

 

鈴愛の強心臓っぷりと売り言葉に瞬時で買い言葉で返すところ、ほんとガキだな以外の感想があまり出てこないです笑。"律は私のものだ"発言も、要は清が嫌いなタイプだったからかっときて反撃しちゃった、ぐらいの感覚で見ていたんですけれども…。律の彼女が物凄く優しい出来た娘だったら黙って見守ってた気がします、本心はともかく。晴ママにも自分は律には相応しくない、みたいなこと言ってたけど律と疎遠になる日がくるなんて考えもしなかったんだろうな、と。だから思った以上にダメージがでかかった。律と鈴愛は運命的な存在のようにさんざん描かれていますが、この先2人が恋人に発展→結婚と進むようにはどうも思えないです。というか、距離置きながらも岐阜に帰省した時に会えば何でも話せる仲、みたいな微妙で清い関係を最後まで貫いてくれたら黒澤部長になりきって拍手送ります。ブラボーって。その方が鈴愛と律はうまくいくと思う、うん。

 

 

清と律のお付き合いも浮かれポンチ具合と生々しさに妙なリアリティ感じてしまい、まーくんといい、学生達の群像劇?の部分は割と楽しめるんです。清と律の頭の良い二人が頭悪そうな会話している様子は良かったと思います。18、19の頃なんてこんなもんだろ。まーくんなんて、しょっぱなからこいつただのゆるふわじゃねえわ、そのうち凶器になるぞって登場した頃から思ってました。というか、ゴンじゃん、こいつ。もうゴンの10代の頃の話を見ているような気になってました。

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漫画「凪のお暇」に出てくるゴンさん

(「凪のお暇」実写化そのうち来ると思っているんですが、ゴン役は中村倫也さんしか考えられなくなってきました。)

 

なので、鈴愛があっさり振られた時あまりにも予想通りすぎてふぎょぎょ。中村さんの演技凄かったです。一見優しいけど、こいつ半分はどうでもいい、何も考えてねーなって…っていうのが伝わる人には伝わる演技が素晴らしすぎました。ほっぺチューも何となく流されてやったっていうだけ。雰囲気イケメン日本代表。律の存在があったから鈴愛は足の小指を角にぶつけたぐらいで済んだけど、律いなかったらまーくんに骨折させられてたぞ。

 

 

ようやく今週になって漫画を描きだす鈴愛ですが、とりかかるの遅えよ、とか相変わらず秋風先生への反論のしかたがガキすぎる、自分の娘があんな暴言吐いていたら子育て後悔するな(6/13放送分)と思いながらも"また吠えてら…"で色々脳内補完してスルーきめてます。ちなみに鈴愛がキレたのも察するものがありましたけど、言葉選べよ、と。この子はもう、ほんと言い方、言い方~!!

 

 

何が気に入らないって鈴愛の漫画への熱が感じられないところです、個人的に。本当に漫画好きなの?秋風先生に対して多少失礼なところがあっても漫画への熱が故に色々暴走するならもうちょっと気持ちよく見れる気がします。秋風塾クビになった時も簡単に諦めていたし、色んな漫画を読んでいる感じでもないし、クロッキー帳はどうした。これも脳内補完した方がいいのか。

大体、この時代で出版社の編集者が全くと言って出てこないのもどうなんだ。秋風先生は天才だから編集者は必要ないってか。秋風先生がどう凄いのかくらもちふさこさんの漫画知らない人や、漫画自体に興味ない人が見たらさっぱり伝わってこないと気がするんですが。

つうか、私は漫画が完成するまでの過程をもっと見たいんだよ・・・秋風先生のも鈴愛のも。恋愛どうのこうのも別にいいけど、漫画でも悩んでくれ。それにこの時代に流行ってた漫画色々あるだろ~そういうのも盛り込んでくれよ~。秋風先生の漫画が全てじゃないでしょうよ。ユウコさん、デビューおめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

私面倒くせえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もういいよ…どうせ鈴愛漫画家にならないらしいからな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマ「おっさんずラブ」全7話感想

 

最終回のラスト、変な声出ましたがな。牧くん&春田、おめでとう!!

 

最終話は、いきなり海外転勤、待ち合わせの途中で病人を助けてすれ違い、携帯忘れる、結婚式の途中で抜ける…ってもういろんなコンテンツで1億回見せられてきたベタのベッタベタネタを全部ぶっ込んでた。なのに…え…何このものすごい感動巨編を見せてもらったような気持ち…泣きそう。この脚本、演出、キャストさん達じゃなかったら多分白目になってました。私、こんなベッタベタな展開でハラハラする気持ちがまだ残っていたんだなと自分でもびっくりです。

結婚式の春田の号泣シーン、もうお前ほんっっとにバカあと残り10分やぞ遅いわ!と怒りながらも目から汗が出てくるというね…

 

 

このドラマ、つっこむとするならばやっぱり部長のキャラだと思うんですけど、下手したらパワハラとも受け取れるし吉田さんも自分の演技次第ではものすごい変なドラマになるって仰ってたようですが、何か色々吹き飛ばしましたね。50代だって恋してもいいじゃないの、この一途な愛を誰が否定できるのか。(めっちゃ笑ったけど)

春田と同棲始めても、うれしい!たのしい!だーいすきっ♪な気持ちだけじゃなくて不安も絶対あったはず。だからフラッシュモブなんてやっちゃったんだよね(´・ω・`)あーーもうとにかく部長は乙女で漢で愛せるキャラでした。こう思えたのも田中さんの春田だったから、ていうのもありますが。

 

 

正直、6話までは同性愛に対する偏見とか無い別の世界線のような話として見ていた部分があったので、孫とか結婚という現実的ワードが出てきたことにちょっと戸惑いもありました。でも牧がゲイであるが故に出てくる不安や葛藤が見えないキャラだったら完全にファンタジーに私の中ではなっていたと思うし、何というか現実と理想世界の兼ね合いが“ちょうどいい”という言葉が合う心地よい世界でした。 

 

 

春田役の田中圭さんと牧役の林遣都くんは、もう誰もが認める素晴らしい演技だったと思います。演技っていうか所々で素が出てましたけど(好き)。あの私、今まで腐女子の皆様がおっしゃる"推しの家の壁になりたい"、"塵になりたい"という気持ちをふうん( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ソコマデ? って感じで傍観していたんですけれども、牧と春田は私に新たな感情を芽生えさせてくれました。春田家のリビングの壁になりたいね!尊い感情を教えてくれました。もう二人がいちゃいちゃしているだけで世界は平和と思える。さっき部長を褒めちぎりましたが、心の中では毎週牧を全力応援。もう好きなシーンとかセリフを挙げるとキリがないです。春田が牧の風邪を看病するシーンは、私史上、オールタイムベスト看病に踊り出たし、二人の別れのシーンはオールタイムベストのお別れシーンとして君臨すると思います。

つうか今、牧と春田共演CM実現したらその商品バカ売れするんではないか。

そして妄想も膨らむ膨らむ。私の中では、牧にも女の子の幼馴染がいるっていう設定になってます。幼い頃から牧のことが好きで、牧もその気持ちを知っているもののどうにもならない…っていうドラマどなたか作ってくれないでしょうか。

 

 

蝶子さんもマロも主任もマイマイもちずも鉄平兄貴もみんな愛せるキャラでした。登場人物全員に幸せになってほしいと思えるドラマってそう無いと思います。テーマはシンプル、人を好きになることって?結婚って?でもこういうの深く考えずにただただ笑えて泣けるドラマ、それもラブストーリーに入り込めたのは何年振りだろうか…思い出せません。というかこの先、田中さんが恋愛ドラマ出てもはぁ…でも相手牧じゃないもんな…って思いそうで恐ろしい。このドラマ以上に最高な恋愛ドラマは当分出てこないだろうなと終わった時思いました、はい。

 

 

 

最後に、マロ役の金子大地くん、角度によってはめっちゃ野村周平くんに似てると思う瞬間が何度かありまして。いつか兄弟役で見たいです。思わずウィキ行っちゃいましたよ。え〜まだ21才?マロ役最高でしたがな。この先また色んな作品で見たいです。