ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

2017年夏ドラマ感想 最終回編

コード・ブルー

子供が泣いてるのに、周りにいた大人誰も保護しないっておかしくないか?名取が妊婦の夫に言ったセリフ、お前何様だよ、ちょっとその発言は無いわ、と気になる描写がいくつかありました…あとピアニストの子が全然病人に見えない(ただの美少女)、とか昔はこういうの気にせずに観てましたが、そういうのが気になるようになってしまって純粋に話を楽しめるドラマって少ないなあ、と感じてしまいました。ラストの藍沢と白石がお互いエール送って終わるのは良かったです。映画化されますけど、第4期も3年後ぐらいに期待してます。今回は5人全員が主役のドラマでした。

 

過保護のカホコ

麦野くん、似顔絵描きで暮らしていけるのかい。日本のドラマって最終回で今までのなんだったん?って感じでキャラの心境変化が起きていつの間にか問題解決するパターン多い気がします。糸ちゃん、あんなにグレてたのに何でいきなり?ばあばが死んじゃったことが思った以上にこたえてたってことにしとこう。カホコも保育士の資格を取るって決断は良かったと思うんですけど、パパの実家で親族と仕事するってことは結局過保護の域から出てないじゃん、と思ってしまいました。ちょっとファンタジー入った作品だったので、結婚してハッピーエンドが無難な着地だったんですかね。私が話作るならカホコには実家出てもらって経済的に自立させ、一般の幼稚園なんかで働いてもらって、5年後ぐらいに麦野くんが画家諦める時に結婚、という超現実的な妄想しました(゚∀゚)。高畑さんと竹内くんの演技に楽しませてもらったドラマでした。

 

僕たちがやりました

刑事以外バカしかいなかったんですけど、登場人物の中で一番理解不能だったのは蓮子です。トビオが好きなのに事件前の市橋と夜遊びして朝帰りとかしてたし、市橋がとんでもねぇことしてるって分かっててつるんでたはず。そんで事件後はただのいい子ちゃんぽい振る舞いをするし、市橋にあんだけ首突っ込んでおいて死んだ後も特にそのこと触れずに普通にトビオとデートってちょっと理解出来なかったです。そんで別れ告げられてもあっさりしてるし。

正直こんな真っ当なラストになるとは思ってなかったです。トビオの決断、窪田くんの演技は素晴らしかったです。罪を犯した者の罰と苦悩を最後の最後でストレートにくらいました。

原作漫画読んでみようかなぁ…

 

ハロー張りネズミ

徳川埋蔵金の話あんまり期待してなかったんですけど、意外にまあまあよかったです。最終回前のストーカーと幼稚園の話がめまいがする程つまらなかったので、もう辞めようかなと思ったんですけどここまできたら観ておこうかな、と。原作漫画の最初の方だけちょっと読んだんですけど、う〜んキャラも大分変更されてましたね。。何でしょう、依頼内容が全部古臭い内容だったのが合わなかったのかなあ。蒼井優さんの役がよかったので、全部オカルト絡みの話でもよかったかもしれないと思った最終回でした。

  

ポニーテールが最強に似合うヒロインです。漫画「スローモーションをもう一度」

スローモーションをもう一度 1 (ビッグコミックス)

ひたすらじれったい高校生カップルにニヤニヤさせられる漫画、加納梨衣さんの「スローモーションをもう一度」感想です。漫画の実写化希望編での記事でもちらっと書いてます。

 

kansou-kumako.hatenablog.com

あらすじ

80年代のアイドルや音楽・グッズが好きな高校生男女のじれったすぎる青春恋愛ストーリーです。

 

絵柄について

少女漫画のモデル体型に見慣れてると、ヒロインの薬師丸ちゃんがものすごく新鮮に感じます。コスプレする時の髪型もめちゃんこ可愛い。ポニーテール最高。この絵柄が作品の世界観を見事に表現しているといってもいいと思います。

 

4巻までの感想

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注)つきあってません。

80年代文化って私どんぴしゃ世代ではないですが、"あーなんか見たことある"って感じのもの出てきます。当時をよく知る人が読んだらもっと面白いんだろうなと思いますが、でもどの年代の人が読んでも楽しめるんじゃないでしょうか。周りに理解されにくいマイナー?な趣味を通じて二人が接近、というのがイイ!カップルがイチャイチャしてる漫画よりもイチャついて見えます。

とにかくこの二人が可愛らしいです。お互い好きっていうのが丸わかり状態でじりじり進んでいくのかなと思いきや、2巻で大滝君が告白します。結局、付き合うまでには至らないんですが、薬師丸ちゃん一度断っちゃったら自分が告白するときハードルあがるんじゃないですかね~(^.^)。

新キャラでかませ犬にもならない変な男の子(いやふつーに考えたらちょっと怖い)とか女子大生小泉さんとか出てきますけど、周りがどうこうよりも勝手に2人がモヤモヤしてこじれていってます。いやいや高校生ぽくて良いんですけど、もっとこの二人をかき回す人がいないと進まなさそうです。そろそろ薬師丸ちゃんの可愛さに気づく子が学校で出てきてもおかしくないんじゃないでしょうか。大滝くんも一度断られてるが故に、どう攻略していくんでしょう。5巻も楽しみです。

何となくジャニーズ映画 「ピンクとグレー」 「ヒメアノ~ル」感想

「ヒメアノ~ル」をレンタルした時に何となくもう1作観ようと思い、ジャニーズ縛りということで「ピンクとグレー」を選びました。アイドルって凄いなあ・・と思ったり。 

 

「ピンクとグレー」(2016)

原作未読です。まず序盤のシーンで、ごっちはお姉さんが好きで後追って自殺したんだろうな、というのが安易に想像できてしまいました。お姉さんのバレエ練習をビデオに撮るって相当なシスコンですよ。舞台のシーンもそれを観るごっちも何か意味深だなという印象を最初に受けてしまったので、ラストのビデオと柳楽くんのシーンは、もうほのめかす程度でよかったんじゃないかなーと思いました。前半のカラーシーンは"りばちゃんからみたごっち"が演出されてるはずなので、りばちゃんは鈴木姉弟の関係(ほんとのところは分からないけども)に全く気づいてなかったということから、だったらお姉さんのシーンあんまり意味深にしないで欲しかったなあ、と。多感な時期に好きな人が死んで、少しずつ精神病んでしまって、数年後に後を追う…って「ノルウェイの森」の直子を思い出しました、何となく。ちなみに映画「ノルウェイの森」は原作読んでないと???になる映画でしたね。。しかも途中から記憶が無い(寝てた)です。

予告等がミステリーを思わせる感じでしたが、終わってみればりばちゃんを主軸にした青春物語だったんだなという感想です。

中島裕翔くんの演技観るのは、「半沢直樹」、「HOPE 」ときて3度目ですが、何ていうんですかね、良い子だなあというオーラがガンガン出てるんですけど良かったです。菅田くんと夏帆さんはさすが!っていう演技でした。

原作から大分改変されているようですし、ごっちの遺書の意図とかも補足されているのか少し気になったので、原作小説も読んでみようかなと思うぐらいには面白かったです。

 

「ヒメアノ~ル」(2016)

原作未読です。前半のラブコメっぽい感じが結構笑える、からのゲンナリ感のふり幅がひどかったです(いい意味で)。安藤さんが死ななくて本当に良かった(T_T)。ムロツヨシさんのキモ過ぎる安藤さんが最高でした(笑)。濱田岳くんも佐津川愛美さんも素晴らしかった・・・そして森田剛くんですよ!

森田剛くん、今夏のドラマ「ハロー張りネズミ」はオヤジ感出てますが、この映画内では20代の青年に見えました。初登場の時、喫茶店で座ってるだけなのに"こいつやべーな"感がものすっごく出てて、というかあの死んだ目に一気に引き込まれました。話し方も会話が成立しない感じも凄かったです。

観終って怖いと思ったことは、濱田くん演じる岡田くんが高校時代森田くんにしたことを彼女に後半告白するんですけど、多分それずっと忘れてたんですよね。喫茶店で再会した時軽い感じで声かけて連絡先まで聞いてるわけですから。森田くんが事件起こしてると聞いて思い出したって感じなのかな。直接手を出していじめたわけじゃないにしても凄惨ないじめを見ていたはずなのに記憶が薄れて忘れかけてたってところが恐ろしいと思いました。でも人間てそういうもんなのかも・・

レイプや殺人シーンは思わず目をそむけましたし嫌な気持ちになるんですけど、観なきゃよかったとは思いませんでした。ラストの高校時代のシーンは、これはどう捉えたらいいのか分からなくなるぐらい精神的にやられました。とにかく鑑賞後に「ハロー張りネズミ」のグレさんを見て精神安定化を図るぐらい森田くんは凄かったです。