ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

いくつになっても女(子)飲みは楽しいものです。 漫画&ドラマ 「東京タラレバ娘」

東京タラレバ娘(1) (Kissコミックス)

東村アキコさんの東京タラレバ娘感想です。今年1月〜3月にやってたドラマにも少し触れたいと思います。

 

あらすじ

世の中の結婚願望のある独身アラサー女へ、KEYというイケメンモデルを通して作者さんからカツ入れられる話です。(ちょっと違うけど大体合ってると思います)

 

全9巻の感想

1巻を初めて読んだ時に、"あ、コレ面白いわ"って思ったと同時に昔友人達が"次のパスポート更新までには結婚するっ!"、"地デジまでには結婚するっ!"とか話してたのを思い出しました。20代の頃女友達と彼氏やら結婚ネタでまさに倫子達みたいなまるで中身のないすぐに忘れるような話をよくしてたような気がしますけど、いやいいんだよ楽しいから…それが息抜きになるんだから。そういう時間に救われる時もあるのですよ。とにかく倫子達の迷走に楽しませてもらいました。あと番外編タラレbar最高ですわ。めちゃ笑いました。

 

私は正直、倫子達の話はうーむ、年下男に翻弄されたりセカンド扱いされたり不倫するとか、友人だったらやめとけって言うと思いますがでも"何もハプニングが無い"よりいいんじゃないかなーとも思ったり。そう思う人もいるんじゃないのかなって。結局、隣の芝生は青いってことです。周りが自分より幸せそうに見える時があって、独身者は既婚者ってだけで幸せそうに見える、既婚者が独身は自由で幸せそうでいいなあと思うこともあると思いますし。この漫画、倫子達結婚結婚言ってましたけど、出てくる既婚キャラは丸井のみ…結婚すれば幸せになれるってもんじゃないっていう作者さんからのパンチですかね。そんなことをぼんやり思いました。

 

ラストに向けてちょっと失速した感が否めないですが、個人的には倫子がKEYか早坂さんか?でフラフラしてる時の恋愛の行方は正直あんまり興味持てなくてですね。。。KEYめんどくさい奴だな~早坂さんも多分倫子のことそんなに好きじゃなかったんだろうな・・・香と小雪も倫子を焚き付け過ぎだろ、なんて思いました(^_^;)。

でも3人がやんや居酒屋でグダ巻いてる飲みに自分も参加してる感覚で十分楽しめたので、作者さんの次回作にも期待しています。

 

ざっくりドラマ感想

世の皆さんと同じように、キャスト発表の時点でなんでオーバー30の女優じゃないんだよっケッ( ̄д ̄;)って感じでした。始まってみれば案の定年齢が下がったことに加えて漫画の痛々しさや毒が抜かれて主題歌までなんだこのオシャレでポップな曲は!(°□°)…私としては、主題歌はキャスト3人がカラオケで熱唱するドリカムの「決戦は金曜日」(又は演歌)ぐらいの熱を見せてほしかった気もします。結局最後まで観たんですけど、これはこれ、それはそれでまあまあ面白かったんじゃないでしょうか。倫子がKEYに情が移っていく様子は原作よりも自然に見えました。最後は原作と同じような感じで終わってた気がします。自分は自分のままで良いのだ!と認めて前に進めってことなのかな、と。

 

「7SEEDS外伝 前編」 番外編感想

番外編て、まさか前後編で終わりなんですかね(・_・;)うっそーん。

 

ネタバレ感想です。

 

 

35巻でようやく全チーム集結しました。新たな生活をスタートさせたナツ達、最終話直後の様子からスタートします。源五郎がリーダーシップ発揮してますね。それぞれが得意な分野を発揮しながらチーム体制で生活基盤を作っていこう、と。

チーム分けはこんな感じ。

<海>リーダー:茜 メンバー:嵐、流星

流星はなんで7SEEDS選ばれたんだろとか思ってましたすんません。彼はスポーツ万能らしいです。

<空>リーダー:小瑠璃 メンバー:ちまき

この回はちまきにちょっとスポットあたってて嬉しいです。そんでもってハルがやきもち焼いてます。かわいい奴め。

<地上探索>リーダー:花 メンバー:朔也

朔也の記憶力は頼もしいですからね。

<動物>リーダー:源五郎 メンバー:新巻、角又

角又モテてます。あゆも角又が欲しい。

<植物>リーダー:あゆ メンバー:ハル、ナツ

あゆ「あなた役に立つの?」

<水と家>リーダー:蘭、虹子

この二人は相変わらずです。

<畑>リーダー:まつり メンバー:牡丹

<医療>リーダー:鷭 メンバー:藤子

<食事>蝉丸

誰かたまには食事当番代わってあげてほしい笑。いや大変よごはんの準備毎日は。

<生活全般>リーダー:秋ヲ メンバー:ちさ

<危機管理>刈田

ボディガードという名のなんでも屋さん扱いでしょうね。

 

くるみはもちろん新の世話、キッズ3人はお手伝いです。学校作らなきゃね、なんて話も。安居と涼は皆と少し離れた場所で生活を始めました。涼になかなか会えなくて元気ないまつりを見てナっちゃんが会いに行こうと誘います。ナっちゃんは植物チームでもがんばってます。

 

で、安居が自分の犯した罪に向き合って苦悩する描写がありました。ここはツライ。そんで、陰ながら皆をサポートしようとしてます。そうなんですよね・・嵐も本編で言ってましたが"他人なんてどうでもいいって人間じゃない"んです。そんな安居を見てナツ、涼が動く展開になりそうです。え、ていうか本当に後編で終わり!?嫌ですーーー(T_T)

 

気持ちが落ちた時に読み返したくなります。 漫画 「7SEEDS」 後編

7SEEDS 35 (フラワーコミックスアルファ)

35巻で完結しました。

 

感想前編

kansou-kumako.hatenablog.com

 

感想後編です。

秋チーム

夏Aを除いた4チームの中で、破滅した世界で人は狂っていくと思わせたのはこのチームのみです。その点で一番リアリティあるチームだったのでは。他の3チームは一緒になったメンバーがラッキーな上に柔軟性があって適応能力が高い人たちがほとんどな気がするんで。特に蘭と秋ヲはリーダー的存在でチームの精神的支柱にもなってたんで精神ギリギリ状態の蘭が前を向いていく姿にはああ、良かったと思いました。佐渡での暗闇シーンなんて想像したら地獄です。

秋ヲ

外見から35歳ぐらいのオッさんだと思ってましたけど、まだ若者なんです。。安吾や涼へかける言葉は社会人経験のある人しか言えない説得力がありました。

くるみ

全キャラの中で、友達になりたいナンバー1の子でした。環境が安定してない時に子ども作るなんて軽率とも言えますけど、周りを癒すオーラのある子でした。佐渡で流星に対してぶちまけた時は、"よく言った!"ってなりました。頼もしいお母さんになりそうです。

流星

ヘタレで軽〜い感じの子で、秀才や身体能力が高い人がほとんどの秋チームの中で、何でこの子選ばれたんだろうと思わなくもなかったですけど、最後は男見せてくれました。子育てがんばってね。

結構ハッキリもの言う姉御肌タイプですが優しい子で、あんまり目立ってなかったかもしれないけど、好きなキャラです。源五郎といい感じになってたんで、この二人も番外編希望です。・・・全員番外編でとりあげてほしいんで番外編だけで単行本3冊ぐらい出てほしいです。

朔也

こんな環境で体にでるストレスがハゲぐらいで済むなんて朔也は強いです。ハゲ出ない人たちがおかしい。

刈田

お蘭さんに好意持つなんて素敵じゃないか。刈田もあんまり目立ってなかったですけど、名前なんだっけこいつ?となる人が一人もいないのもこの漫画の凄いところです。夏Aガイドの卯浪(すぐ死ぬけど)を除いて"どうでもいい"と思うキャラが一人もいないんです。

 

冬チーム

新巻さん

まず思いました。15年て何て作者さんは容赦ないんだ、と。5年ぐらいにしてあげてくれよ、と。この作品は全員が主人公になれるぐらい魅力的なキャラばっかりでしたけど、新巻さんはナツ、花に並ぶ主人公と言ってもよいです。吹雪、美鶴さんが亡くなった時、犬っこ達が死んじゃった時、蜘蛛糸で死にかけた時、花助けようとして死にかけた時、と"もうやめて!"と最後までどうなるか分からず一番ハラハラしたのはこの人でした。33巻のあゆ、源五郎とのシーンは私もいい年なのに涙出そうになりました。早くあゆと子ども作って下さい。

 

夏Aチーム

安居

卯浪は置いといて、十六夜さんや花にしたことは犯罪で、しかも罪の意識が無いですからね、擁護のしようがありません。しかし心情的にやりきれない、と言ったらいいんでしょうか、最後には救われてほしい子でした。花のところで和解できたらいい、と書きましたが和解できなくても十六夜さんは、花は、誰かにとっての”茂”であったということに気づいてほしい・・暴力による負の連鎖についても考えさせられる漫画でした。

蝉丸が花へ言ったセリフ"片方からだけ話を聞くと間違うから"は道徳で取り上げられるべき名言です。こういう人が周りに一人でもいたら生きていけますきっと。あと涼にも感謝した方がいいと思う。。

幼少期は一番根が真っ直ぐな正義感あふれる子という印象で、涼からも指摘されてましたが、元々嵐みたいな性格で。安居にはいつか家族を持ってほしい。螢ちゃんなんていいんじゃないですか。年の差5歳ぐらいでしょ、オッケー問題ない!

特攻少女まつりの前では涼も降参でしょう。涼は最初から最後まで行動の動機が安居LOVEでした・・。

源五郎

他チームのメンバーへの歩みよりが最初に見られたのはこのお方だったような気がします。夏Aの中で一番好きなキャラです。いつの間にか皆と馴染んで会話しているし、優しい人柄が言葉に現れてました。佐渡ではリーダーシップ発揮してましたけど、上司にするなら源五郎です。33巻は何度でも読み返したくなります。

小瑠璃

印象に残ってるのは、佐渡で拳銃を持って要の所に向かう涼を"止めない"と言ったシーンですかね。夏Aメンバーからしたら止めることはしないでしょう。小瑠璃も花父や要を赦すことはないんだろうなと感じました。安吾と小瑠璃は特に純粋な二人でしたから。。最終巻、嵐を助けに行った時の"ずっと間にあいたかったんだ"にはじんときました。

あゆ

よく考えたら選抜テストで意思を持って人を死なせたのはあゆだけ??一生抱えて生きていくには重すぎるので、鷹さんに支えてもらえばいいよ。。鷹さん面倒くさいところあるかもしれないけど。美人のKY発言て最高でしょ、ズカズカ突っ込んでいくところも魅力でした。

虹子

選抜テストで唯一はっきり内容が明かされなかった謎の子でした。他人に興味無さそうですが、源五郎と同じでいつの間にか蘭達と馴染んで仲間意識芽生えてた自分に戸惑ってた様子が意外でよかったです。。実は結構義理人情に厚い子なのでは、なんて思ったり。

最後巻で顔が見れるかなと思ったんですが、残念( ;∀;) 

 

 

作者さんがあとがきで"この話はサバイバル漫画じゃない、終わってみてわかる"とコメントしておりますが、本当にそうですね。自分の16年を振り返ってみても色々ありました。そんで、新巻さんはこの間ずっと一人だったんだなぁ、と(しつこい)

全国の学校の図書館に置いてほしい漫画です。子供たちに読んでほしいです。

楽しみな作品が終わってさみしい気持ちもありますが、感謝の言葉で感想終わりにします。本当にありがとうございました。

 

というか、番外編がいつ単行本になるか分からないんで本誌の番外編読んじゃいました・・