ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

鬼VSヒトの争いと同時進行する恋愛模様も見応えありです。 漫画 「デビルズライン」

デビルズライン(1) (モーニングコミックス)

花田陵さんのデビルズライン感想です。アニメ化が決定してます。「東京喰種」「亜人」と人外モノの実写化きてますけどこれもそのうち実写化しそうです。あ、でもトレーニングあたりは描写がちょっと難しいですかね…

 

あらすじ

吸血欲をもつ"鬼"と呼ばれる人たちと人間の争い?と同時に鬼と人間のハーフの男の子と人間の女の子の恋愛模様が描かれます。

 

絵柄について

好みが分かれるかもしれませんが、私は好きですね。独特な雰囲気を持っていると思います。

 

10巻までの感想

主人公安斎とヒロインつかさの出会いから始まり、1巻から鬼を排除しようとする人間グループとの争いを発端にスケールが広がっていくもテンポよく話が進んでいきます。敵グループのメンバー含め各登場人物の背景も掘り下げて描写されており、周囲キャラの恋愛も結構気になるところです、特にジルと沢崎。沢崎がこれまた現実にいそうな感じのキャラで、すごく優しくて人当たりもいいんですけどどこか壁をつくってて寄せ付けないというか、パッと見地味でも隠れファンが結構いるタイプですよ。

 

作品中では物語開始時点で鬼の存在がある程度一般人にも認知されている世界で、鬼とヒトの夫婦なんかも登場します。しかし、血を見たり感情的になったり(性的興奮含め)するといわゆる鬼化してヒトを襲っちゃったりしてしまうので、鬼とヒトが深い関係を築くには問題が色々あるわけです。そこを安斎とつかさがどう乗り越えていくかにもスポットが当たっているのですが、性交渉トレーニングなんつうシーンもありまあエロいっちゃエロいんですけど、この2人の持つ純粋にお互いが好きということが伝わる中学生カップルが醸し出すような雰囲気がイイです。つかさは可愛い容姿でありながら恋愛経験が無く身近にいる友人の気持ちも全く気づかないような鈍感なところがあったんですが、安斎と出会ってから恋愛ヂカラを発揮していきます。あとは"少し変わった面"を持つ鬼をヒトと変わらないと言い切るつかさがかっこいいですね。安斎がつかさより年下というのも萌えポイントです。

 

単に鬼VSヒトの単純なバトルにとどまらず、鬼とヒトとの共存を目指す者達の思いや葛藤、鬼を排除しようとする人間グループの背後の動きなど色んな思惑が絡みどうなるか読めない面白さもあります。また鬼の特性なんかも結構細かく設定練られていると思われ、その謎も明らかになっていくんですかね。安斎がハーフであるということが今後の展開に大きく影響していくのかなと思っております。アニメも期待しちゃいます。