ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

2018年夏ドラマ感想 最終回編

ぎぼむす、dele、透明なゆりかごの3ドラマが群を抜いて面白い今期ドラマでした。最終回の感想追記していきます。

 

そして秋ドラマの情報がぼちぼち出てきてますが、個人的大注目のドラマ「獣になれない私たち」でガッキーの恋人が田中圭氏と知って困惑してます。おっさんずラブ前のような…またかっ…最終的にヒロインと結ばれない感じの役なんか〜〜(*´Д`*)  松田龍平さんも好きですけれども、脚本が野木亜紀子さんということで恋愛ドラマあるあるの2番手が受ける酷い仕打ちは無いことを信じてます。林遣都くんもドラマ出るし楽しみです。

 

 

 

義母と娘のブルース

最終回前に原作漫画を読んでしまい、読んだ後しまった…やっぱりドラマ後に読むんだったと思ったと同時に、あの4コマ漫画からのストーリーの組み立て方が素晴らし過ぎて脚本家さん本当にすごいな、と最終回も楽しみにしてました。クライマックスの亜希子さんとみゆきのシーンはぐっときました。はたから見ればそこまでやらんでも笑(受験のこと)と思うもどうしてもお母さんの好きなことやって欲しい!って思いをぶつけるみゆきに亜希子さん幸せ者だなと思いながら見てました。最後のみゆきのモノローグも素敵なメッセージでした。

綾瀬さんが演じる亜希子さん、あれだけ特徴ある人物を魅力的に演じられててもう素晴らしいとしか言えません。みゆきも麦田店長も大樹も最高でした。またスペシャル版とかで戻ってきて欲しいです。みゆきと大樹のその後も気になるわ…いや原作で読んで知ってるけどもこのカップルも可愛いすぎました。

 

高嶺の花

えっなんでそうなるん?と最後までよく分からない感が強いドラマでした。えらい強引にハッピーエンドへ持っていったな…。湯のみとティーカップの例えとか高級な人間って何意味が分からないし、お弁当作るももが気持ち悪かったです。"私はお花"とかマジで何言ってんのよなセリフのオンパレードでしたが、龍一とななのラストだけは良かったです。途中まで龍一死にそうと思ってました。ななみたいな純粋なお嬢様が主人公で恋愛ドラマ見たかったですけど…正直。

半分、青い。でも同じこと思ったのですが、芸術(漫画や映画も含め)の高みを目指す天才型は極端な変人じゃないと成り立たない前提で話が進むので凡人にはなかなかキツいものがありました。しかも皆周りを振り回すし。ももの最後の決断も、ぷーさんと一緒になるために新しい流派を立ち上げて…ってのも分かるようでいやいや分からないですわ。自分を殺して好きな人と一緒にいることも出来ない流派(月島のこと)なんてちゃんちゃらおかしいやんって誰も思わないもんかね(凡人の感想)。

あの元婚約者、あのまま嫁のとこ戻って良いパパになるわけないし、自転車少年のこともぷーさん以外の人達、毛ほども彼のこと心配してなかったのに最後のあれは一体何なの…毎度お馴染みの母ちゃんのキモい回想も非常に萎えました。だけど、石原さとみさんとお花のシーンは圧倒的に美しかった、それに尽きるドラマでした。

 

グッド・ドクター

・・・最近の医療ドラマってほぼほぼ臓器移植の回入れてくるような気が。このドラマも医療ドラマなんですけども、山崎賢人くんが素晴らしい演技してるしもっと自閉症にもフォーカス当てて欲しかったかな、とちらっと思いました。こうやって終わるのなら病院の経営問題もまるっと要らんかったな、とか見ていてこうすればもっと良いドラマになるのに〜と思ってしまう部分もあったんですけど(何だこの上から目線の文章は)、俳優さん達の演技が素晴らしかったです。山崎賢人くんは実年齢に近い役どころをこれからガンガンやっていって欲しいと思いました。

 

◆チア☆ダン

最後の試練は主人公の怪我という終盤にかけてのベタベタな展開にはちょっと飽きてきたな(ダンス見せろーー)って思ったんですけど、最終回はそういったのもスカッと飛ばすダンス見れて良かったです。欲を言えば曲選びとかその辺りも見たかったです。準優勝という結果もこれはこれで熱い。山本舞香ちゃん、映画「SUNNY 」でも思いましたけど、こういうサバサバしているようで実は熱い男前な役がぴったりでした。

 

◆透明なゆりかご

第9話で子どもへの性的虐待が取り上げられました。原作読んで、この話をドラマ化するのかどうかも結構気になってましたので、制作者側の並々ならぬ思いが伝わってきました。最終回は赤ちゃんを看取るというこれまた胸が痛い話でしたが、全話通して本当に他人事ではないということを考えさせられるドラマでした。

高校生のアオイ目線で物事を見るということが今までにない医療ドラマでしたし、アオイと母親の関係から見る育児や母親についてもなかなかリアルで辛く、でも優しい気持ちが湧き上がる、そんなドラマでした。時代は90年代ということでしたが、医療の技術は進歩しても技術ではどうにもならない問題は現代でも山積みだしアオイの問いかけはいつの時代でも変わらないのかなと思います。全話で涙が出てくるドラマは初めてでした。

 

dele

続編お願いします。いやもう最高のバディドラマでした。舞が祐太郎を送り込んだ1話からの回収もお見事でした。圭が祐太郎に影響されて消すだけではなく残す仕事も始めるってちょっと泣けるやんか…深夜枠だから出来る内容かもしれないですが内容もキャストも贅沢なドラマ!!でした。

 

探偵が早すぎる

言いたいことはこれだけ。早く!早くどなたか広瀬アリスちゃん主演のコメディ作品作ってくれ!…と思っていたら妹の方がコメディ映画主演の発表されてました。

コメディって脚本と演技がハマらないと本当に笑えないんですが、全体的にチープっぽさが程よく醸し出されてて面白かったと思います。

 

ヒモメン

クイズちょっと笑っちゃったな…翔ちゃん貯金する前に皿の一つでも洗えよって感じでしたがあはは、ばかだなーって何も考えずにボケェーっと見れるドラマも1クールに1つはあると良いような気もします。池目先生良かったな…

 

この世界の片隅に

最終回は妹のすみちゃんが印象に残りました。周作を見送る時の表情、もう先が長くない自分には何も望めないと悟っているような表情に改めて残酷な現実があったということを思い知らされる回でした。

幸子と志津さんはたしかオリジナルキャラだったと思うんですけど、この二人とすずさんのやりとりが想像以上にほっこりしましたし、ドラマはドラマで良いところが沢山あったので私は映画もドラマも好きです。

好きなんですけどこの点だけ。最後にカープ女子になっている現代のすずさん登場で、ああ!生きてる!良かった!ってなった現代編でしたけど、オールオッケーとは思えずごめんなさい、榮倉奈々さんの役は、何"私人生辛いんです"感ちょいちょい出してんの?と思わなくも無かったというか…ちょっとイラっとしてしまったのも事実です。ダウナー気分だったところに通りすがりの節子さんに助けられたって、すずさんが通りすがりの節子さんを引き取って育てた、っていうの重ねたのかなとも思ったんですけどやっぱちょっと無理あったなと感じてしまいました。

 

 

 

 

朝ドラ「半分、青い。」のめんどくさい感想 その2

 

半分、青い。」が心底嫌いな人は読まない方がよいです。

そこそこ長いめんどくさい感想です。

 

※9/8  第138回までの感想

 

 

 

 

 

 

賛否割れてる朝ドラですが、面白いかと聞かれるとクセ強いよねとしか言いようがなく、私はなんやかんや見てしまっている層です。以前感想書いてから色々話が進みまくってますが、どんどん話が飛ぶから見ていられる部分もあるかもしれません。同じ話をじっくり時間かけてやられてもつまらない時はつまらないですし。近年の朝ドラでは「べっぴんさん」が後半本当にイライライライライライライライライライライライライライラして見るの止めた経緯があり、こんなこと書くのは大人げないのは重々承知の上で、それでも書きますけど、脚本家と主題歌に憎悪を抱きそうなレベルで合いませんでした。精神上良くないと思って私は見るの止めたんですが。この「半分、青い。」は、珍しいものを見るとガン見しちゃうのと同じ感覚で、文句言いたくなる人の心情も非常に理解できます。犬ネタいつまで引きずるんじゃい、知るかよ。五平餅屋台はどう考えても厳しいやろ。いつか一人3本が限界とか言ってたけど1本で腹一杯なるわい。…みたいな感じで、結局あれこれ言いたくなるドラマということは確かなような気がします。アンチは別、そこは知らん。

 

私は鈴愛が自分と同年代になり、あっという間に年越されてしまって、あのパワーが羨ましいとも思うようになってきまして。でも、律も含め人間そう変われないということを見せつけてて人生こんなもんだ感を強く感じるドラマになってます。

 

ちなみに最近ガッカリしたのはまーくんです。君そういう感じだったっけか。再登場するなら職業はバー経営で女関係は平気で5股ぐらいかけてて欲しかったんですけど、そんな一人の女性とちゃんと付き合うなんて、この数年で色々あったんですね〜

この、あっそうだったんだ?色々あったんだね〜という部分が後出しでどんどん出てくるところも批判になってしまっている部分かもしれないですが、個人的にはふーんで済んでます。

 

 

私があっぱれと思ったのは律とより子の関係です。程度は違ってもあんな感じの夫婦は世の中山ほどいると思ったし、離婚の教科書みたいなものがあったら典型的な離婚パターン【その1:性格の不一致】として載せられるレベルで描写が上手い。より子は友人に旦那の愚痴とか言わなさそうですが、もし私が相談を受ける友人だったら律のことクソミソに言ってより子を励ましていたでしょう笑(下世話な話) 。夫婦がこじれるのにどちらかが一方的に悪いなんてことは無いと思いますが、律がダメダメなのはだいぶ前から分かっていたし、一緒に渡米してがんばろうとしたもののやっぱ無理やったーってなかなかリアルで、律ががんばったかどうかは知らんけどどうしてもうまくいかないことは現実でもありますからこの展開、佐藤健さんの演技含めて上手いなー!と感心してました。

 

 

肝心の主役・鈴愛ですが、離婚の時の死んでくれ発言は、本人に言っちゃうあたりさすがですって感じでした。でも知人で思考が若干極端に走りがちな子がいるんですが旦那に死んで欲しいって呟いてたことあったし、私もどうしてもイライライライラしてる時は瞬間的に殺意が湧きそうな時もあるので、もちろんアウトで極端な発言なのは分かりますけども吐き出してしまった鈴愛を責める気分にはならなかったです。

 

子育てに関してもガミガミ言われているようですが笑、私は鈴愛がガンガン周りを頼っていく姿勢も良いと思ってて、スケートの費用のこともあの三オバだったら喜んでお金出してくれているだろうと思ったし、甘える、頼れる幸運な環境にいることに遠慮する必要は無い…だって子育ては本当に大変ですから。日頃ネットでたかだか料理レベルのことで母たるものは〜、母なのに〜とかぬかす奴はうるせぇ黙れと心の中で思ってますハイ(大人げない文章)。

 

鈴愛、年を重ねるにつれ少しずつマイルドな言い方になってきているような気もして。言っている内容は相変わらずド直球で決めつけるような言い方なんですけど、本日9/8放送の律の起業に関しての話、昔の鈴愛だったらもっとまくし立てて反対してただろうに、今日はどーした?結構マイルドになってるやん、と思いました。今日に関して言えば私個人の感覚では鈴愛は土足ではなかったし、律は土足だろうが何だろうがあるラインから他人に入って来られるのが苦手でだから自分からも相手のところへ入っていけないんだな…と思っちゃったり。もちろんそのラインは誰もが持ってるものですけども、踏み込んでくれる人がそばにいることも幸せなんじゃないの…律が本音で怒れる相手は鈴愛しかいなさそうだし、今後二人がどうなろうが知りませんけど、好きにすればって感じで見守ろうと思います。

 

最後に永野芽郁ちゃん、アラサーあたりまで本当にアラサーに見えてました。漫画家辞めるとき、離婚するときとか節目節目で見入る演技を見せてくれて、これからも応援したくなりました。でも次は可愛い学生役で見たいかな…

 

 

 

映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」世代どんぴしゃの者の感想です。

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※ネタバレ感想。

 

 

 

 

ミーハーなので「カメラを止めるな!」を先月観に行ったんですけど、その面白さに影響されたのか映画館で映画を観たい熱が高まりまして、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」を観てきました。小室哲哉氏の音楽を聴いて青春時代を過ごした者としては観なくては!!という謎の使命感もあったのです。韓国映画のリメイクということで、元の韓国版も配信で観たらこれがすごく良かったので俄然期待あげて鑑賞に臨んだのですが…

 

 

もう最高でした。泣くわこれは。

泣いたし笑ったし懐かしくて映画内の奈美みたいにあの頃の自分を迎えに行きたくなる映画でした。リメイクとしても文句無しだし、ただ昔は良かった〜で終わるのではなく明るい気持ちで「今」も見つめることが出来そうな、そんな青春映画だったと思います。元の韓国版も素晴らしかったんですけど、当時の社会情勢や音楽、ファッションなどなどはやっぱりピンとこないところがあって(シンディ・ローパーはテンションあがりましたけど) 。だから90年代のJ-POPソングをBGMにコギャル文化を見事に再現した本作は、鑑賞中アァーー懐かしいーーーー笑えるーーーーー泣けるーーーーを無限ループ。といっても私はそこそこ田舎の地だしSUNNY達みたいな周りから一目置かれる中心グループとは距離あって彼女らを一歩引いて眺めるグループにいたので厳密にはアァーーーいたいたこういう子達ーーーーって感じですかね。でも自分が実際がっつり触れてないものでも全てが懐かしく思えました。

 

 

良かったなと思ったところを書き殴っていきます。

 

キャスト陣が皆最高。

一番似てる!!と感心したのは、心役のともさかりえさんと田辺桃子ちゃん。広瀬すずちゃんはどんだけダサくしてもやっぱり地が可愛い過ぎるとは思いました。でもどんどん垢抜けていくもビミョーな田舎っぽさは残してて良かったです。韓国版ナミは本当にイモくさくてかっぺ度満点だったからなあ…

 

三浦春馬くんのロン毛が最高。

伊東家見てたんか〜可愛いわ…

あの初登場のアップの時が一番笑えたかも。というか彼が出てくる度笑ってました。

 

小野花梨ちゃん(鰤谷役)が最高。

いや凄かった!MVPは彼女と言ってもよいぐらい。そして韓国版よりやることえげつない。クスリ、援助交際ブルセラetc… 最後の写真に彼女が写ってるのを見てなんかホッとしました…。

 

裕子の旦那をブチのめすところが最高。

ここ韓国版から改変されてるところなんですが、日本版の方がスカッとしました。韓国版はナミの娘を虐めていた子達をとっちめるんですが、真面目に考えるとさすがに年頃の子達を殴るというのはどうかなとも思いましたので。日本版は変態わいせつ野郎は死ね!!って感じで良かったです。

 

音楽が最高。

使用された楽曲はもちろん全て当時聴いていたので、もう本当に楽しかったです。奈美が海辺を歩くシーンと安室ちゃんのSWEET19 BLUESは名シーンだったのです。

 

エンディングが最高。

わーこれ見たかったやつや!!もうありがとうございます!!って感じでした。ここも韓国版より好きなところ。

 

 

全体的に韓国版からの改変部分はうまくいってて、よりリアルに寄せてきたなあという印象を持ちました。奈美の家族の描写とか、事件後の芹香の誓いが無くなってるとか、現代版の渉が奈美を覚えてなかった、とか色々。不満に思う人もいるかもしれないですけど、個人的にはありありあり!良いと思いました。メンバーが一人減ってるのも分かりやすくなってて◎。

 

年とっても会うと昔のノリに戻れる友達は本当に貴重だなと実感する今日この頃。やっぱり社会に出てから出来た友人とはちょっと違うのです。奈美の夫が、女って卒業すると疎遠になりがちだよね〜みたいなこと言ってたんですけど、それ男の方じゃん!!とは思いました。まあ私の周りに限っての話なんですけど…

 

 

楽しい青春映画でした!