ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

30代が読んで面白かった少女漫画  第3弾

漫画をそこそこ読む人からすると、は!?月影ベイベと町田くんとアシガールなんて面白くて当然だろうが今さら何だよ、なラインナップです。この他にも面白いな〜と思うのぼちぼちありますが、基本ブログに感想残している漫画はただ面白いだけでなく、とっても面白かった漫画達なのです。

 

 

★月影ベイベ  (小玉ユキさん)    全9巻 

月影ベイベ 1 (フラワーコミックスアルファ)

富山市八尾地区を舞台に伝統芸能おわらを愛する主人公・光少年とヒロイン蛍子の青春物語。すみません、最初におわらって知って昔読んだ浅見光彦シリーズにもあったな、ぐらいの認識レベルだった(汗)んですが、この作者さん本当にその土地の魅力を物語を通して表現されるの上手すぎです。今作品も「坂道のアポロン」もガイドブック眺めるより行きたいって思わせてくれました。また踊りのシーンなんて、漫画だから当然動いてない絵なのに見てて楽しいんです。

そして恋愛のモニョモニョ具合もまた可愛らしいです。ヒロイン蛍子がおっさんを好きになった理由も無理を感じなかったし最初からおっさんとどうこうなりそうな雰囲気は微塵もありませんので安心して読めます。主人公の光も魅力的で一途なピュアキャラ…良いと思います!

 

 

町田くんの世界    (安藤ゆきさん)   全7巻

町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)

現実世界は圧倒的に町田くんが足りない、そんなことを思った漫画でした。あの、こういうじんわりほっこり系の漫画って癒しになる時と死にたくなる時があるのですが、本作品はもうファンタジーの域に入っている印象を受けたので癒しになりました。「よつばと!」読んだ時と同じ感覚です。これがいい感じでリアリティが混じる世界観だと多分死にたくなる心境になったと思います。

今年実写映画が公開されます。メイン二人を取り巻く高校生達のキャストに思わず二度見しちゃったのですが…いくらなんでも年齢層高すぎと違いますかね。ちょっと気になるので見てみたい気もします。

 

 

アシガール   (森本梢子さん)  *連載中

 アシガール 1 (マーガレットコミックス)

これ読んで若君に惚れない人いるのかな…と思うほど、若君様がかっこよい。タイムスリップもののお話は昔から山ほどありますけど、主人公がタイムスリップを繰り返す理由が"若君がイケメンだから守りたい"という大正義を貫き通す作品てそう無いのでは?と思うほどコメディに吹っ切れてて面白すぎます。

同じ作者さんの「高台家の人々」では、主人公がテレパシー能力を持つ彼氏と結婚に踏み切るまで悩むのがわずか三日間というウジウジ悩む過程をサクッと面白おかしく見せてくれましたが、アシガールの主人公・唯は基本悩まない!ウジウジウダウダ悩みながら主人公が成長していくのを見守るのも少女漫画の醍醐味なんでしょうけど、この年になってくると蛇足と感じるようになってきてしまい、唯の清々しいまでの若君LOVEにはあっぱれじゃ!!としか言いようがありません。あと、唯が足がめちゃくちゃ速いというストロングポイントが作中これでもかってほどアピールされかつ話にもちゃんと活かされているところも好きです。

昨年NHKで実写ドラマ化されました。こちらの唯と若君も可愛かったです。

 

 

 

 

ドラマ版「バーニング」感想 わからない。

 

 

村上春樹原作『バーニング』放送! | 特集ドラマシリーズ | NHKドラマ


 

 

 

※劇場版ラストは知らない状態で感想書いてます。

 

 

や   ら   れ   た

 

わ  か  ら  な  い

(私NHKサイト見る)

このやろう、これ放送して映画館へ走らせる魂胆だな!

え〜どれどれ、上映映画館は〜、、、

ちっ市内でやらねえじゃねえかーーー(怒)キィィィーーー

 

 

年末、たまったま番組表見てたら村上春樹、スティーブン・ユァン(グレーーーーン!)という文字が目に入り気になったのでなんとなく見てみたらこんな心境になりました。

韓国(NHKとの共同制作)で実写化された映画を大分カットした短縮版になっていた…ということを見終わった後に知りまして。やられたーーちくしょう、分からな過ぎて映画をものすごく観たくなってしまったのです。2019年の初映画館は「アベンジャーズ/エンドゲーム」or 「おっさんずラブ」の予定だったのですが「バーニング 劇場版」になりそうです。

 

 

意味がよく分からなくても面白い!って作品は結構あると思うのですが、個人的に近年観た映画でその感想がぴったりハマったのは、韓国映画「哭声/コクソン」です。しかし、この「バーニング」はとても面白いとかつまらないとかそういうチンケな感想持つことは許してくれない感じでケンカ売られた気分に…。で、原作の短編小説「納屋を焼く」も読んでみたのですが、更に頭抱えました。

 

このドラマ、原作に結構忠実になっているではないか(´Д`;)そしてわからない。

 

 

さらっと私と村上春樹氏の小説のこれまでを書いておくと、高校生の時に「ノルウェイの森」読みましてワーーオモシローーー!!けどこの虚無感はいったいなにーー!!って衝撃を受けそこから数作長編小説に手を出したものの、よく分からなかった… のでいつの間にか敬遠する作家さんになってました。。同じく短編で入ってる「螢」は「ノルウェイの森」の前身?(読んでる途中で気づいた)だけあってすごく読みやすかったです。というか、この終わり方の方が好きかも…

 

 

ドラマ中身の感想

※原作読了後にもう一度ドラマを見た上での感想です。

 

原作に割と忠実とはいっても、舞台は現代の韓国だし、わずか30ページの短編が2時間越えの映画になっているわけですから、当然脚色されてるし、主人公ジョンスの設定が原作からがらっと変わっていることで大分印象が違いました。ドラマは、就職難時代に生きる小説家を目指している普通にその辺にいそうな若者に変わっています(原作は既婚で仕事も安定してそうなアラサー)  。 "彼女(ヘミ)"は同郷の同級生?(か不明だが明らかに同年代)になっているものの、雰囲気の良いバーでちんちくりんなダンスを金持ちに披露するような良く言えば少し不思議ちゃん、悪く言えばちょっと頭イっちゃっている女。ベンは原作そのままのイメージで得体の知れない物腰柔らかな青年でした。

 

私はヘミやベンが話をしている時のジョンスの虚無。って感じの表情が、結構くるものがありました。私も目の前にネットで1億ばら撒くような大金持ちがいたら多分同じ表情になると思います。ベンのような圧倒的金持ちを前にフリーターで金無し、おまけに父親は裁判中のジョンスがゴリゴリ精神削られていき、羨望、嫉妬、焦りといった生々しい感情が見える気がしました。原作の主人公からは何も感じなかったのに。そしてヘミのことに関しても、一体この子は何を言っているんだろう。。。という心の声が聞こえてきそうなジョンスの表情が!ジョンス的にはヘミは可愛いしセックスもしちゃったしちょっと変わった子だけどスキだなーーって感じなのかと思いきや結構本気で彼女にのめり込んで行く様に、やめとけよ〜そんな女!と思わなくもなかったといいますか、この恋愛模様はこの映画では特に大事ではないんじゃないかと感じながらもそんなことふと思いました。

 

ドラマは、ヘミがジョンスの前から姿を消し、彼女は本当に実在していたのか?と思わせるところで終わっており、まあ私はものすごく単純な見方をしがちなので、1回目視聴後はベンが彼女を殺したのかな…と推察したところで思考停止したのですが、2回目観て色々気になったところを吐き出します。

 

 

1.ヘミがジョンスと元々知り合い(同郷の人)であったということ自体がウソなのでは?

ヘミは整形しているということになっていますが、ジョンスはヘミの昔話に何の反応もしていません。学生時代のブス発言やヘミが幼少期井戸に落ちたという昔のエピソードがまるで記憶にないというのは流石におかしいのでは?→ヘミとベンはグルなんじゃないかという説が一瞬私の中で浮上したのですが、、、、、、最後のヘミからのコールも偽装か?いやわからない。

 

2."ハウスを燃やす"とは?

ベンは"役に立たない汚れてて目障りなハウスが多すぎる。僕に燃やされるのを待っているような"   というようなことをジョンスに語ります。ヘミが失踪することを考えると、どうしてもハウス燃やすというのは"役に立たない人間を殺す"こと(そのままやんけ…) って頭によぎるのですが、わからない。

 

3.ベンの家にあった女モノの化粧品やアクセサリー類

連れ込んだ女に化粧するベン。何か意味あるの!?分からない。そもそもベンの周りの女たちは皆小綺麗な格好で金に余裕ありそうな人達で明らかにヘミだけ異質な存在。やはりヘミがベンの"ターゲット"になっていたのか、それとも。

 

4.猫が一度も姿を見せない

ヘミが旅行中に猫の世話をジョンスに依頼してましたが、出てくるのは猫の餌とトイレだけ。ヘミ失踪後にこれらが無くなって部屋が綺麗に片付いていたのはベンの仕業か、それとも本当にヘミは猫なんか飼っていなかったのか。いやそもそもあの部屋は全く別の他人の部屋でジョンスがヘミに嵌められたのかも、と思考がぐるぐる回って、最後には分からない。で終わるのです。 

 

5.ベンの"近すぎて見逃すことがある"とは?

ヘミがいなくなってジョンスは最初は気にかけていたものの、次第にハウスが焼かれているかどうかに執着していくように見えます。ベンが殺すのかどうかは分かりませんが、ヘミが近いうちにいなくなることを知っていた状態でジョンスに突拍子も無くハウスを焼く話をし、ハウスに目を向くようにした…いや私ならお前何言ってんの!?でその場から離れますけど、ジョンスはそうはならなかったし、次第にヘミを忘れていくんだろうと。分かるのは、ヘミが一文無しで誰からも気にかけてもらえず、そのうち忘れ去られていくこと。自分探しの為アフリカまで行ってしまう生命力溢れたヘミは確かにいたのに、ひっそりと消えて忘れられていくんだろうということです。そうやって人はいつの間にか色々失くしながら生きていくってことなのか。

 

 

劇場版を見ても明らかにはならないんだろうなと思ってます。私はそもそも考察とか深読みとか苦手で何でもシンプルに考えがちなところがあるのですが、無い脳味噌を捻って考えたところでどうにもならない作品なんじゃないかという気がしてきました。あなたが見ているものが真実とは限らないって言われたらはい、そうですね……返す言葉もございません。しかしこのもやもやを楽しもうぜとか言われたらうるせぇ!って返してしまいそうです。

見る人に解釈を委ねる系の作品も嫌いではないですが、こんなにも霧が晴れない作品は久々に見たので、ハウスに執着しすぎて精神崩壊したジョンスが殺人鬼と化したら面白いなという妄想しながら劇場版を待ちたいと思います。

 

 

 

 

 

BL漫画超初心者が選ぶ面白かったBがLしてる漫画たち

 

十数年振りに漫画熱が復活してぼちぼち読み始めたものの好みのジャンルばかり選んでたのでちょっと範囲広げてみようかと思い気合い入れて今まで敬遠していたものにも少しずつ手を出し始めました。長編ものとかファンタジーものとかヤクザものとかBLです。新規に手を出す前に「宇宙兄弟」とか「ちはやふる」とかかなり前で止まってるものも結構あるので早よ読めやって自分で思うんですけどもう完結してからにしよう、と。年取ってくると色々追うにも体力・精神力が必要になってくるんだなと実感…興味あるものは沢山あるんですけども。

 

でも「ベルセルク」に手を出したのは早まったかもしれないです。あの世界観に圧倒されながらちょっとずつ読んでるのですが、え…これ私死ぬまでに完結するのか本気で心配になってきました。

 

あとは「ザ・ファブル」とか。これも超面白い。これ読んで少し自分のキャパが広がった感じがします(なんだそれ)

 

 

で、BLに関しては初心者にはうってつけの中村明日美子さんの「同級生」シリーズから入り、とりあえず巷のランキング上位でよく見る作品を絵柄が好みという点でいくつか選んで読んでみたらめったくそ面白い作品が山ほど埋まってるジャンルだと気づきました。読んだ数は全然少ないですが個人的に好みで面白いんじゃ!ってものを10作挙げるならこんな感じです。

 

 

 

「同級生」シリーズ   (中村明日美子さん)

同級生 (EDGE COMIX)

同級生 (EDGE COMIX)

 

感想

いや少女漫画やん。もう大分心が枯れてきているので少女漫画にときめくなんてことはほぼ無いのに、可愛い男の子2人が少女漫画してるーーー!ってだけでめっちゃ萌えるしこんなワード使いたくないけど言います、きゅんきゅんするものなんだ…と目から鱗の作品でした。そのうちアニメ映画も見たいなと思っております。

 

 

 

★「ひだまりが聴こえる」シリーズ   (文乃ゆきさん)

ひだまりが聴こえる (Canna Comics)

ひだまりが聴こえる (Canna Comics)

 

感想

続編の「幸福論」、「リミット」では、主人公のお相手・太一が就職したことで一気に作品の世界が広がってきました。主人公は難聴を抱える大学生・航平。これはBLの枠を超えて沢山の人に知ってもらいたい漫画。障害を抱えながら生きること、周りのサポートとか社会の現状なんかも考えさせられるヒューマンドラマでもあるような。で、恋愛の方もすこーしずつ進んでいるのですが、太一がハグとかキスとかされた時のテンパり具合がとにかく新鮮で120点の反応見せてくれてます。頼むから幸せになって。

 

 

 

 ★「どうしても触れたくない」「それでも、やさしい恋をする」  (ヨネダコウさん)

どうしても触れたくない (HertZ&CRAFT)

どうしても触れたくない (HertZ&CRAFT)

 
それでも、やさしい恋をする (H&C Comics/CRAFTシリーズ)

それでも、やさしい恋をする (H&C Comics/CRAFTシリーズ)

 

感想

「それでも、やさしい恋をする」の方は「どうしても触れたくない」のスピンオフです。スピンオフの方を先に読んでしまったんですが、どちらもリーマンBL最高じゃんか…え…なんで私今まで読まずに生きてこれたの…って思わせてくれた作品です。二作品ともゲイがノンケを好きになる話なんですけど(外川さんはバイ?)、  ゲイのお二方の葛藤が読んでてこっちまでく、苦しい〜〜。苦しい〜。「それでも〜」は、ノンケの子が自分と全く違うタイプの遠い人の方が恋愛に発展するんじゃないか的な発言しといて、気の合う友達だと思っていた人を好きになるわけです。「どうしても〜」は、ゲイの子がひたすら可愛い…。

 

 

 

★「NightS」  (ヨネダコウさん)

NightS (ビーボーイコミックスデラックス)

NightS (ビーボーイコミックスデラックス)

 

感想

短編集で、一番推したいのが最後に入っている「リプライ」の話。主人公の関くんは多分ゲイではないんですけど、思いがけず同僚の人を好きになってしまい…という話で、ふと思ったのが、学生時代気の合う仲良くしてた友達に彼氏出来たり他の人と仲良くなったりすると寂しくて嫉妬のような感情に悩まされた経験があるんですけど、アレ何だったんだろう、と。あのよく分からない感情の延長に恋愛への発展もあり得るかもなあ…というようなことをぼんやり思いながら読みました。いやそれにしてもヨネダコウさんが描くリーマンはけしからんということは分かりました。可愛いすぎる。

 

 

 

★「グッドバイライラック」 (ゆき林檎さん)

グッドバイライラック (HertZ&CRAFT)

グッドバイライラック (HertZ&CRAFT)

 

感想

まず、ゆき林檎さんの絵がどストライク。非BLの「西荻窪ランスルー」が面白かったので他の作品も気になりまして。高校教師と元教え子の話なんですが、先生がどんどんほだされていく様子がすごく良かったのです。俺のこと好きですかって聞かれた時の先生の返しが最高でした。始まりは、いわゆる恋愛の"好き"とは少し違うかもしれなかったけれど…こういうのも恋愛の一つの形だなと思った作品です。

 

 

 

★「花は咲くか」  (日高ショーコさん)

花は咲くか (1) (バーズコミックス ルチルコレクション)

花は咲くか (1) (バーズコミックス ルチルコレクション)

 

感想

言いたいのは日高ショーコさんの長編ものは、BがLしてなくても十分面白いのにBがLなんかするもんだからもう降参しました。「憂鬱な朝」も良かったですけど、こちらの現代リーマンと大学生のカップルをピックアップしたいと思います。疲弊しきった30代後半リーマンの心情が沁みました…。同じ作者さんの「初恋のあとさき」もそうなんですけど、立場は違っても、生活に大きな不満はないも息が詰まるあのどうしようもない感覚を表現するのが上手すぎてため息が出ます。大学生達との交流を通しておっさんが色々奮闘します。絵も美しいです。

 

 

 

★「飴色パラドックス」  (夏目イサクさん)

飴色パラドックス(1) (ディアプラス・コミックス)

飴色パラドックス(1) (ディアプラス・コミックス)

 

感想

BLのコメディもので初めて面白いと思った漫画です。いわゆるケンカップルっちゅうやつです。相手が男だから〜と悩む描写はほぼ無く、本当に言い合いばっかしてる同僚なのにめちゃめちゃ恋愛の甘い雰囲気になるやんかこの人たち。びっくりするわ。今4巻まで出てるのですが面白いので10巻ぐらいまで続いて欲しいです。

 

 

 

「俺と上司の恋の話」 「俺と部下の恋の先」「俺と彼氏の恋の果て」(ナナメグリさん) 

俺と上司の恋の話 (花恋)

俺と上司の恋の話 (花恋)

 

感想

三部作のシリーズです。タイトルのセンスが良いです。これは先輩後輩のリーマンカップル(会社公認の)なんですけど、最初はコメディっぽいノリなのにどんどん苦しくなってきます。ゲイの先輩があまり思っていることを言えない自分を抑えちゃうタイプで後輩が包容力もあって優しいけど時にはグイグイいく、そんで先輩の不安な気持ちを汲み取ってくれる爆イケ男で、作中結構すれ違うし仕事がらみのしんどいエピソードとかあったりして。先輩可愛い…つ、辛…あー良かった…え、また辛い…早くほっこりさせてー!!てな感じ。恋の果ての話まで読んだ時はホッとしました。

 

 

 

★「君は夏のなか」  (古矢渚さん)

君は夏のなか (IDコミックス gateauコミックス)

君は夏のなか (IDコミックス gateauコミックス)

 

感想

映画が趣味という高校生二人の青春ものです。絵も可愛いらしく、爽やかな夏が似合うお二人でした。こういうある意味少女漫画チックな内容のものを読むと、これ片方が女だったら同じ感想持つかな?と頭によぎるのですが…いや男女だったら多分印象に残らないなという結論に至ります。

 

 

 

★「気まぐれなジャガー」   (ウノハナさん)

感想

どえええええ。な に こ れ面白過ぎて腰抜かしました。直近で読んだ中でぶっちぎりの優勝。音楽雑誌編集と天才ミュージシャンの美形カップルです。美形なんです(重要なので)。これBL要素無しでも私の中の漫画ランキング上位獲れるってぐらいドラマが熱い作品じゃないかと。最初ミュージシャンの子が、あーはいはいワンコねって感じでそこまで惹かれる感じではなかったんですが、二人の学生時代の回想パート読んでもう無理ダメ…一気に落ちました。編集者の彼もミュージシャン目指してたんですけど、ワンコの圧倒的才能を目の当たりにして。でもワンコを愛しているから離れることは出来ず、別の形で音楽に関わる道に進む決心をするところで彼の器のでかさと優しさに心で泣いてました。バンドメンバーも魅力的なキャラがいて面白いです。早く3巻が読みたい。