ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

真理をつく名言連発で笑いました。 漫画「凪のお暇」

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コナリミサトさん「凪のお暇」の感想です。「きみが心に棲みついた」に続いてまたもや28歳女子が主人公でクズ男出てきますが全体的にはコメディ調で進んでいきます。

 

あらすじ

空気読みすぎてキャパオーバーした28歳主人公の大島凪がボロアパートで自分を見つめ直します。

 

絵柄について

最初はちょっと抵抗のある絵柄だったんですけど、読んでみるとそれも味だと思うようになりました。サラサラヘアの凪はもう見れないのかなぁ。

 

2巻までの感想

1話は読んでるこっちが十円ハゲ出来そうでした。凪の職場での話は私も身に覚えがあるので分かりすぎてしんどいというか何というか。誰がやっても出来そうな仕事って大体断らなくて頼みやすそうな人のところに集中してしまうというよくある話です。私も多分便利な奴と思われてんだろうなぁと自覚しながらも揉め事になるのが心底嫌で自分が少し我慢して穏便に済むことならそれでいいと考えてました。いや今も基本そういう考えです。ただ身近にいる人にもこれが続くと凪みたいにパンクしちゃいます。あと私の20代のストレス発散はひたすら買い物だったので凪みたいに節約に向かってたらもっと貯金出来ただろうなぁと思ったりしてしまいました。

 

凪が会社を辞めるきっかけを作った張本人である元カレ我聞慎二ですが、一見クズでモラハラ男なんですけど、実は凪が大好きという笑。こいつは憎めない奴です。面倒くさいけど可愛い奴じゃん、と。キャバ嬢に指摘されてましたが、"好きな子ほどいじめちゃう"を成人してやってたら事故物件である←ここ笑いました。いやはや、慎二に関しては読みながら"だからそれ凪に言えってば"と何度もつっこみました。彼にとっては空気を読むことは吸って吐くことと同じぐらいのことなだけに本人は自覚してなさそうに見えるけど結構抱えているものが大きそうです。私も元サヤに戻るのは無理やろ笑と思ってます。

 

凪が引っ越した先のボロアパートの住人達がいいキャラしてて、彼らとの交流はほのぼのした感じでほっこりさせられます。節約ネタも面白いです。いやよく考えたら凪はサクッと結婚できそうなタイプだと思うんですけど、2巻最後の方に出てくる婚活イベントのブーメランエピソードもエグいですね〜。凪も慎二と付き合うことでマウンティングしてたってことか。最初に"カードを持っている"なんて言ってたし。時折グサっとくる部分もありますが基本コメディで楽しく読みました。ゴン…はいい奴っぽいけどどうでしょ。私的にはゴンも慎二も全くタイプじゃないですけど、慎二のこれからの方が気になります。凪、がんばれ。

 

 

 

 

堀田先輩についていきたいです。 漫画「きみが心に棲みついた」

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天堂きりんさんの「きみが心に棲みついた」&続編「きみが心に棲みついたS」(FEEL YOUNG 連載中)の感想です。2018年1月より吉岡里帆ちゃん主演で実写ドラマ化されるので気になって読んでみました。ジャンルとしては恋愛漫画になると思うんですが、ホラーとお仕事漫画の側面も強いです。ドラマ始まる前に読んでおいて良かったと思いました。

 

あらすじ

 クズ男に振り回される28歳の主人公が新たな恋愛、仕事を頑張る話です。

 

絵柄について

話の中身と表紙の可愛い絵柄のギャップが良いです。

 

続編5巻までの感想

最初は主人公キョドコにイライラしましたが、続編のSシリーズになってからはクズ男星名に感情振り回されながらもようやく前に進もうとする彼女をだんだん応援したくなってきました。しかし次に吉崎さんと堀田さんに不義理を働くようなことしたら読むの辞めるかもしれません。そう思うぐらいキョドコの彼氏になった吉崎さんと先輩の堀田さんは優しくて頼もしい人達です。この二人は星名の策略なんかにはまらないでほしい。

 

星名は幼少期に父親から虐待受けてて、母親も暴力から守ってくれず、ある日突然強制的に顔の整形手術を受けさせられ、その後母親は出て行って殺人事件を犯していたという壮絶な過去が明かされるんですけど、だんだんこの過去を忘れてただのサイコパスに見えてきます。彼が苦しんだり葛藤している描写が全く無いからですかね。それだけ心が壊れてしまったとも言えるかもしれませんが、奴が現れると軽くホラー漫画になります。キョドコもようやく吉崎さんと付き合い始めたのでもうそろそろ星名の発言に動揺せず縁を切るぐらいのことして欲しいですけど、まあ同僚だし無理でしょうね。。まだしばらく振り回されるんだろうなと。あと飯田さんが第ニのキョドコになりつつあるんですが彼女の暴走もシャレにならん域に突っ込みかけているのでここは気になるところです。

 

個人的には吉崎さんとの恋愛もいいんですけど、キョドコが仕事で奮闘し成長していく姿の方が見応えあり面白いです。 キョドコが同年代や年下の飯田さんや為末さんからよく思われていないけど、年上の堀田さんや八木さんからはなんだかんだで仕事ぶりをちゃんと見てもらえているのもなんか分かるなあと思いました。空回ってても「一生懸命」が伝わる後輩は面倒見てやりたくなるんじゃないでしょうか。まあキョドコは八木さんとのハイレベルな仕事では散々なこと言われてましたけど、普段の仕事ぶりは丁寧でちゃんと出来る子ですし。

 

吉岡里帆ちゃんがどんなキョドコを演じるのか楽しみですが、下手すると吉崎さんとのシーンはあざといと思われかねないキャラなので上手く演じて欲しいです。あと、堀田さん=瀬戸朝香さん、八木さん=鈴木紗理奈さんのキャスティング、結構イメージ合ってるんじゃないでしょうか。星名と吉崎さんは見てみないと何とも言えないです。とりあえずドラマ期待してます。

 

映画「デスノート Light up the NEW world」感想 天才ってなんだっけ映画でした。

私と「デスノート」とのこれまでの付き合いですけど、原作漫画は読んでて前作映画もまあまあ楽しんで観ました。スピンオフの「L change the World」にも手を出すぐらい気に入ってたんでしょう。このスピンオフ映画は内容ほとんど覚えてないんですが、"バカやろう!!時間無駄にしたわボケ(゚Д゚)"と思った記憶があります。ドラマ版は残念ながら観ていなくて、この新作の続編映画に関しては、何か去年話題になってたけどあんまり良い評判聞かないなァ~まーでも金曜ロードショーでやるなら(どんだけバカか) 観てみようと思うぐらいの距離感です。

 
デスノートのルールとか前作映画の内容も正直うろ覚え状態だったんですけど、序盤のミサミサとポテチのシーン、ここ笑いましたー。"ひーーヤバいなこりゃあ面白そうだ!(゚▽゚)"ってがぜん期待が高まりまして。"え…馬鹿じゃん笑!?"と思いながら鑑賞致しました。
 
月とLが生前遺伝子を残していたってちょっと後からのこじつけ感がえげつないです。年齢からしたらLが生きている間にもうすでに子供いたってことですしそのような回想シーンも出てきたんですけど、Lってそういうこと考えそうにないキャラだっただけになぁ〜、月は考えそうなことだけど前作の状況下で遺伝子残してたんだ、スゲーな!って余計なこと考えました。しかも月の子どものエピソードそんな重要じゃないじゃないか。
 
東出くん演じる三島ら警察と菅田くん演じる紫苑とのやりとりもネットのアクセス先から逆探知のくだりも頭の良くない私でも思いつくぐらいですから松田さんが死んじゃってもまあそうだよね!ぐらいにしか思わなかったです。予告や事前情報で"3人の天才が繰りひろげる頭脳戦"と散々刷り込みされている状態で観ると原作ファンが怒ってもしょうがないかな、という感じでした。三島の正体もあっそうって感じでした。
 
間違いなく頭の良い人達が集結してこの映画は制作されているはずなのに…なんか会社員時代のことを思い出しました。多くの人が関わる大きい仕事で小さな穴が結構見落とされていることがあって、いざスタート切ったらどうしょうもない問題が発見されてナゼ途中の段階でだれも指摘できなかったのかってなっちゃうやつです。私としてはポテチのシーンと死神アーマが良かったのでそれで十分な映画でした。