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十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

アクション命でめちゃくちゃ良い。映画「新 感染半島 ファイナル・ステージ」感想

 

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待ってました、続編。「新 感染ファイナル・ステージ」の感想です。

とは言え、前作の「新感染ファイナル・エクスプレス」の登場人物は一人も出てこないし、観終わった後もこれ続編…なのかなあ?とハテナが浮かびました。しかし、今作の主人公ジョンソクを演じるカン・ドンウォンは、前作の主人公を演じたコン・ユと親戚だとか。

 

ま、マジで〜!?それ知った状態で鑑賞すればよかった(?)。

カン・ドンウォンはコン・ユの従兄弟とかはとことかその辺(適当)と仮定した上で観れば続編感が大幅にアップすると思います。紛れもなく続編です。

 

まあ続編とか抜きに今作はカーアクションに命懸けました!みたいな中身で私はめちゃくちゃ楽しめました。

 

あっ「愛の不時着」の北朝鮮の奥さんじゃん!こんなとこにいたのか!で始まったファイナル・ステージ。ジョンソクの姉役の人、「愛の不時着」で印象に残る役やってます。

謎のウィルスでゾンビ大国となってしまった韓国。その後どうなったのかが序盤にさらっと流れるのですが、まず韓国内でゾンビ封じ込めに成功しているという点はそんなバカな。優秀すぎる世界だなってなっちゃいました。(北朝鮮と統一前で幸いでした〜みたいな発言あって、いや分かるけども)続編がくると知った時は全世界が滅んでいるに違いないと思っていたし、何より現実が今こんな状況なので重なるな、と。

 

姉と甥を亡くし義理兄と香港へ逃亡したジョンソク。周りから偏見や差別を受けマフィアの下で働く廃人となってましたが、ある日韓国内で大金運んでいたトラックを取り戻せという仕事をふっかけられます。金も手に入るし、義理兄含め四人でいざ韓国へ潜入。あっさりと金は見つかるも、ゾンビではなくこの地獄世界を生き残った軍隊集団から襲撃を受けます。このピンチを救ってくれるのがある姉妹なんですけどなんと子供です。

 

ここから一気にギア上げてバチクソ楽しい一度目のカーアクションが堪能出来ました。わらわら湧いてくるゾンビもへのかっぱ。ていうか助けてくれたのが子供と知った時のジョンソクのマジで!?みたいな顔がとても良い。姉妹は母、祖父と暮らしており何とか終末世界を生き延びた強者一家ではありますが、食べ物とかどうしてたんだろう…まあ色んな所から入手してたんだろうけど車があるっていうのはマジででかい。「ウォーキング・デッド」の皆みたいな生活してたんだな。

 

細かいあらすじは割愛しますが、ジョンソクがこの一家と現金と衛星電話を取り返しに行きます。軍隊側では野良犬(人間)をゾンビに食わせて誰が生き残るか賭けるというマジモンの狂ったお祭りが開催されており、そんな中で大尉は絶望で自ら命を絶とうとしているも出来ないと伺えるような描写がありました。そして奪ったトラックの中に大金と電話があることを知り、この地獄から脱出できるかも?とひっそり強奪を図ります。が、しかしそこで現れるジョンソクと母ミンジョン!

 

ゾンビと隊員らを蹴散らしながら爆走するトラックにアドレナリン出まくりでした。娘である天才ドライバーも応戦!ここは本当楽しすぎて笑いが出そうでした。脳内マジか!とワハハ!で本当に我ながら気持ち悪い顔でニヤニヤしていた気がします。前作の鉄道内で拳と知恵を武器にゾンビと戦うというアイデア勝ち設定も面白かったですが、私は今回の車と銃のド派手なアクションも大好きです。生き残っていた軍隊の隊員たちがいい感じで狂っており人間に対して娯楽を求めるっていうのもなんか説得力あるなあ、ともなりました。「ウォーキング・デッド」もシーズン進むにつれ敵対する人間たちが凶悪化していったし。

 

正直、ドラマ部分はちと弱いかなというのが本音で、ジョンソクと親子一家とのコミュニケーションもっとくれ・・・となったり、前作にもクライマックスでエモーショナルでスロウな演出が入るのも同じでそこは好みではないと言えばそうなんですが、トータルでは満足です。女と子どもが守られるだけの存在ではないところもスカッとしました。ジジイもいい仕事してたし。

 

鉄道、車ときたから次は船か飛行機で続編をお願いします。アクション出来る寡黙なカッコいい役がハマる俳優が韓国には沢山いていいなあ。。。いいなあ。。。。

 

前作の拙い感想 

kansou-kumako.hatenablog.com