ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

私の頭の中のヨシカ 映画「勝手にふるえてろ」感想

 

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ぬぉお◆☆&お?;/ù&-お!!フ○ーーーーッックと叫びにならない声が出そうになりますた…

私の中のヨシカが召喚されてげんなりもいいところだけど、松岡茉優ちゃん演じるこじらせ女子は天下一品もう愛してる!!な映画だったのです。

 

 

てな感じで松岡茉優VS西野カナの映画を観たらめちゃめちゃ良かったです。恋愛ってあんなキラキラJ−POPしてねぇえんだよバカヤロウ!!という荒ぶった恋愛映画勝手にふるえてろ感想。原作未読です。

 

 

 

いつもは省略するあらすじはこちら↓

 

わたし、シカ(24)。まだ誰とも付き合ったことがない。中学時代の同級生一(イチ)に10年もの間片思い…というか脳内恋愛している。赤の他人との妄想会話と絶滅動物を愛でる日々に大きな不満はないけど何か物足りない、そんな日々。最近ちょいちょい声をかけてくる同期(脳内あだ名は)にウザと思いながらもデートに誘われ人生初めての告白をされたらちょっと気分が良くなった。でも全くタイプじゃないのどうしよう??

そんなある日、火事起こして死にかけたーーー!!このままじゃ死ねない!イチに会わなきゃ!と一念発起し、他人になりすまして同窓会を企画した!私がんばった!何とも言えない居心地の悪い同窓会だけど、超がんばってイチとの接触に成功したぜ!ヤッホォーーーーーイと思わず踊り出しちゃうよね、イチも絶滅動物が好きなんだって。会話も盛り上がるーーフゥーーー♪ なのになのに、イチは私の名前を覚えてませんでした…覚えてませんでした…。え、何なの何なの何なのよーーー!?

 

なんとなくと過ごすうちにこいつもそんなに悪くないかも…と思えてきた(いやウザイはウザイんだけど)。付き合えるかもって思ったのに、同僚のくるみが余計な事に伝えていたことが分かってファーーーーック!!もう無理だ…処女だって知られたぁぁ(怒) もうこうなったら妊娠偽装して会社辞めてやんぜもう知らんバカヤロウ!

しばらく引きこもってたけど、どうにもこうにもむしゃくしゃしてを呼び出したらめっちゃ怒られた。何だっつうの!って。だから私もワーーーーって言い返した。ふるえた。でもでもそれでもは私のことが好きなんだって。って名前なんだっけ…ああ、霧島くんだ。

 

終わり。

 

 

 

 

てな感じで最後は勝手にふるえてろっケッって吐き捨てたヨシカが自分から霧島に歩み寄ってました。いやぁ面白かったです。

 

霧島()がちょっと声がでかくてちょいちょい人をイラっとさせるアホで私服も微妙にダサいところが本当に絶妙で、でも意外とちゃんと人を見ているというね…ラストのヨシカとのやりとりはちょっとだけキュンとしたのも事実です。渡辺大知さんも素晴らしかったです。

 

イチをあれだけ見ていたはずのヨシカなのに、イチ曰く本人は苛められていたという事実に彼女は全く気付いてなかったのも、視野見ばっかりしていたヨシカが相手の本来の姿を全く見ようとしていなかったってオチ。

あと序盤~中盤にかけてのヨシカのに対するあからさまな言動にはちょっと苦笑いでした。まったく興味の持てない人からの好意ってどう扱っていいのか分からないし、ヨシカのあの上から目線の態度になんとなく昔の自分にもヨシカがいたよな…と遠い目になりました。でも恋愛って面倒くさいし人間関係において悪意はなくてもいたずら心が働いてこじれるってことはあるあるだし、もっと若いころ私の中にもヨシカはいたということを自覚せざるを得ない素晴らしい痛恋愛映画でした。最後はもうヨシカがんばれよ!ってエールを送りたくなりました。

 

 

これ主人公がアラサーの30代とかだったらとても見ていられない痛すぎる映画なんですが、20代前半ならまだまだヨシカ甘ちゃんだな~って感じで微笑ましくも観れる部分があり、何より松岡茉優ちゃんの魅力がつまりまくってます。オススメ。