ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」世代どんぴしゃの者の感想です。

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※ネタバレ感想。

 

 

 

 

ミーハーなので「カメラを止めるな!」を先月観に行ったんですけど、その面白さに影響されたのか映画館で映画を観たい熱が高まりまして、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」を観てきました。小室哲哉氏の音楽を聴いて青春時代を過ごした者としては観なくては!!という謎の使命感もあったのです。韓国映画のリメイクということで、元の韓国版も配信で観たらこれがすごく良かったので俄然期待あげて鑑賞に臨んだのですが…

 

 

もう最高でした。泣くわこれは。

泣いたし笑ったし懐かしくて映画内の奈美みたいにあの頃の自分を迎えに行きたくなる映画でした。リメイクとしても文句無しだし、ただ昔は良かった〜で終わるのではなく明るい気持ちで「今」も見つめることが出来そうな、そんな青春映画だったと思います。元の韓国版も素晴らしかったんですけど、当時の社会情勢や音楽、ファッションなどなどはやっぱりピンとこないところがあって(シンディ・ローパーはテンションあがりましたけど) 。だから90年代のJ-POPソングをBGMにコギャル文化を見事に再現した本作は、鑑賞中アァーー懐かしいーーーー笑えるーーーーー泣けるーーーーを無限ループ。といっても私はそこそこ田舎の地だしSUNNY達みたいな周りから一目置かれる中心グループとは距離あって彼女らを一歩引いて眺めるグループにいたので厳密にはアァーーーいたいたこういう子達ーーーーって感じですかね。でも自分が実際がっつり触れてないものでも全てが懐かしく思えました。

 

 

良かったなと思ったところを書き殴っていきます。

 

キャスト陣が皆最高。

一番似てる!!と感心したのは、心役のともさかりえさんと田辺桃子ちゃん。広瀬すずちゃんはどんだけダサくしてもやっぱり地が可愛い過ぎるとは思いました。でもどんどん垢抜けていくもビミョーな田舎っぽさは残してて良かったです。韓国版ナミは本当にイモくさくてかっぺ度満点だったからなあ…

 

三浦春馬くんのロン毛が最高。

伊東家見てたんか〜可愛いわ…

あの初登場のアップの時が一番笑えたかも。というか彼が出てくる度笑ってました。

 

小野花梨ちゃん(鰤谷役)が最高。

いや凄かった!MVPは彼女と言ってもよいぐらい。そして韓国版よりやることえげつない。クスリ、援助交際ブルセラetc… 最後の写真に彼女が写ってるのを見てなんかホッとしました…。

 

裕子の旦那をブチのめすところが最高。

ここ韓国版から改変されてるところなんですが、日本版の方がスカッとしました。韓国版はナミの娘を虐めていた子達をとっちめるんですが、真面目に考えるとさすがに年頃の子達を殴るというのはどうかなとも思いましたので。日本版は変態わいせつ野郎は死ね!!って感じで良かったです。

 

音楽が最高。

使用された楽曲はもちろん全て当時聴いていたので、もう本当に楽しかったです。奈美が海辺を歩くシーンと安室ちゃんのSWEET19 BLUESは名シーンだったのです。

 

エンディングが最高。

わーこれ見たかったやつや!!もうありがとうございます!!って感じでした。ここも韓国版より好きなところ。

 

 

全体的に韓国版からの改変部分はうまくいってて、よりリアルに寄せてきたなあという印象を持ちました。奈美の家族の描写とか、事件後の芹香の誓いが無くなってるとか、現代版の渉が奈美を覚えてなかった、とか色々。不満に思う人もいるかもしれないですけど、個人的にはありありあり!良いと思いました。メンバーが一人減ってるのも分かりやすくなってて◎。

 

年とっても会うと昔のノリに戻れる友達は本当に貴重だなと実感する今日この頃。やっぱり社会に出てから出来た友人とはちょっと違うのです。奈美の夫が、女って卒業すると疎遠になりがちだよね〜みたいなこと言ってたんですけど、それ男の方じゃん!!とは思いました。まあ私の周りに限っての話なんですけど…

 

 

楽しい青春映画でした!