ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

30代になって読んだ面白かった少女漫画 第2弾 「高嶺の蘭さん」はいいぞ。

 

私は昔から少女漫画では「口数が少なめの優しい男子キャラ」が好みで。原点は多分今思うと「イタズラなKISS」の入江くんです(いや入江くんはこれにプラスで意地悪、とか色々あるけど)。昨年実写化した「ピーチガール」も昔本誌で読んでてとーじの方が断然好みだったんですけど、あ、これ浬とくっつくぞって先が見えたとたん一気に読む気が失せて離脱した覚えがあります。

こちらの以前書いた記事も見返してみたら好きな作品の男子キャラ、大体そんな感じでした…

 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

ですが。連載中の漫画では最近読んだ「高嶺の蘭さん」が個人的にヒットしてまして。出てくるのは明るい爽やか王子様キャラです。今までの自分の傾向からすると手に取っても最終巻まで読むかは微妙な感じかもしれないと思いつつ読んでみたら超良かったです。少女漫画ジャンルは年とると楽しめる作品が減っていくので貴重。

 

では感想です。

 

★高嶺の蘭さん   ( 餡蜜さん)  ※連載中

高嶺の蘭さん(1) (別冊フレンドコミックス)

まだ2巻までしか出てないですが、えっもうこれ付き合ってんじゃん、お互い好きじゃんという雰囲気を隠すことなく全面に押し出しててニヤけること必至。明るい王子様キャラってもう出し尽くされた感があるんですけど、主人公のお相手、佐伯くんはなかなか新鮮です。実際に言っちゃうと寒いセリフを寒く思わせない絶妙なラインにいて、1巻冒頭の主人公が水かけちゃうシーンの対応が"あっこの子めちゃいいじゃん~~好き~~"っていきなり期待度あがりました。花屋ってのもギャップありで◎。

主人公の蘭さんは美人でおとなしめ、お嬢様設定なんだけど世間ずれしたところが無く優しい完璧女子。このカップル二人とも美形っていうのが良いです。 毎回花が二人が近づく要素になっているのも可愛いらしいし、ライバル的サブキャラがいないのも好きな展開です。ライバル出現して遠回りするのを楽しめるのは10代までじゃい。30過ぎて猛スピードで時間が流れていくのを痛感する身としては、そんな遠回りせず早よまいてまいて〜と思ってしまうのです。

 

 

パレス・メイヂ (久世番子さん) 全7巻

パレス・メイヂ 1 (花とゆめコミックス)

明治(大正?)時代に似た日本を舞台に身分違いの恋を描く物語。主人公は宮中に出仕として働く少年・御園(みその)で、彼が過去を振り返る形で物語が進んでいきます。ヒロインの帝である彰子さまがなかなか男前な性格してて私も惚れました。身分違いの恋なんつったらドロドロでどっちか死んで終わる結末しか思いつかないんですが、全体的に爽やかな切なさが漂ってます。きゅんシーンはかなり少なめですけどそこが良いのです。

ラストが素晴らしいんです。読み終わったら1巻から読み返したくなる終わり方でした。

 

 

おはよう、いばら姫 (森野萌さん)  全6巻

おはよう、いばら姫(1) (デザートコミックス)

これも少年主人公の作品です。死んだ人間の霊を寄せ付けてしまう憑依体質の少女との交流を描く少し不思議なお話。 主人公の哲は入院している母親のために家事しながらバイトに励む健気で明るい少年で、バイト先の娘・志津の面倒を見ることになり…という感じで始まります。哲の家族の話&学校の話、志津の家族の話&憑依している霊達の話…と結構内容てんこ盛りなんですがそう感じさせず要所要所でもちゃんと少女漫画してます。志津の成長は完全に親目線で見守る感覚で読みました。絵柄もかわいくて、タイトルの意味もなかなか考えさせられる素敵な作品でございました。

 

 

少女漫画界の少年が主人公の作品て結構面白いのあるなぁ〜と。「町田くんの世界」も好きです。完結後に感想書こうかなと思っております。

 

 

 

 

 

 

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