ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

芸能界漫画&悲壮感満載主人公の漫画

 

★「君はゴースト」 1巻  (染谷みのるさん)

君はゴースト(1) (FEEL COMICS swing)

売れない小説家が消えた元アイドルの手記の代筆を依頼されるところから始まる物語。元アイドルの遙が可愛いくて、本心が読めないところ&ふと見せる表とは違う表情が魅力的で引き込まれるキャラです。取材が始まり過去が語られていくにつれ芸能界コワーとなります。代筆を依頼した本当の目的と女優としての芸能界復帰までの道のりがこれから明らかになっていくと思うんですが、単なる復讐と告発では済まなさそうな気配も感じます。小説家の佐倉くんが遙に翻弄されている様子が微笑ましいです。1巻あっという間に読めました。先が気になります。

 

★「ランウェイで笑って」 1巻 (猪ノ谷言葉さん)

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

モデル少女とデザイナー志望少年って矢沢あいさんの漫画「Paradise Kiss」を思い出させる組み合わせです。冒頭でパリコレモデルになる少女とデザイナーとして成功する少年が描かれているので、夢に突き進む二人のサクセスストーリーといったところでしょうか。少年漫画らしいポジティブ過ぎる少女と少女に引っ張られる少年には「君はゴースト」と違って業界の闇に飲み込まれそうな気配は全く無く、1巻ラストですでにポンポンと階段を駆け上がっていきそうな印象を与えます。これはこれであり、な感じでした。

 

★「虐殺ハッピーエンド」 (原作:宮月新さん 作画:向浦宏和さん)

 

虐殺ハッピーエンド 1 (ヤングアニマルコミックス)

マンガParkで読んでます。どう考えてもハッピーエンドは思い描けない内容で今のところ救いが全くありません。殺人を続ける主人公の少年があるきっかけで同級生の片桐さんと行動を共にすることになるんですが、この片桐さんが今後の展開の地雷にしかならなさそうなキャラで、早く消えてくれないかなと思ってます。刑事が有能ぶりを発揮してくれるともっと面白くなりそうです。

  

★「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」 1~2巻(田口囁一さん  原著:三秋縋さん)

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

文庫版は読んでません。「虐殺ハッピーエンド」の少年に比べたらおめえさんはなに生ぬるいこと言うとんじゃタコ!と思わなくもない主人公です。何かと引き換えに大金を得る妄想って私もぼんやり考えたことありますが、主人公クスノキは余命3ヶ月分残して寿命を売ります。クスノキの今の生活の様子や一年で一万円という金額でもげんなりなのにトドメは過去に関わりのあった数少ない人達にコンタクト取るも自分の今までの態度のせいでブーメランで返ってきてしまうというクスノキの痛々しさがハンパないです。ただヒメノに関しては、ちょっと理解しがたいです。引っ越ししてずっと疎遠になってた二人なのにお互いそこまで思い詰めるほどの存在か?と。手紙の件も察してほしかったなんてちょっと無茶苦茶な気がします。

監視役のミヤギが美少女である時点で、こりゃ何かあるなと思わざるを得ないんですが、案の定交流していくうちに情が湧いてきてます。3巻で完結のようなので最後まで読んだらまた感想書く…かも?