ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

何となくジャニーズ映画 「ピンクとグレー」 「ヒメアノ~ル」感想

「ヒメアノ~ル」をレンタルした時に何となくもう1作観ようと思い、ジャニーズ縛りということで「ピンクとグレー」を選びました。アイドルって凄いなあ・・と思ったり。 

 

「ピンクとグレー」(2016)

原作未読です。まず序盤のシーンで、ごっちはお姉さんが好きで後追って自殺したんだろうな、というのが安易に想像できてしまいました。お姉さんのバレエ練習をビデオに撮るって相当なシスコンですよ。舞台のシーンもそれを観るごっちも何か意味深だなという印象を最初に受けてしまったので、ラストのビデオと柳楽くんのシーンは、もうほのめかす程度でよかったんじゃないかなーと思いました。前半のカラーシーンは"りばちゃんからみたごっち"が演出されてるはずなので、りばちゃんは鈴木姉弟の関係(ほんとのところは分からないけども)に全く気づいてなかったということから、だったらお姉さんのシーンあんまり意味深にしないで欲しかったなあ、と。多感な時期に好きな人が死んで、少しずつ精神病んでしまって、数年後に後を追う…って「ノルウェイの森」の直子を思い出しました、何となく。ちなみに映画「ノルウェイの森」は原作読んでないと???になる映画でしたね。。しかも途中から記憶が無い(寝てた)です。

予告等がミステリーを思わせる感じでしたが、終わってみればりばちゃんを主軸にした青春物語だったんだなという感想です。

中島裕翔くんの演技観るのは、「半沢直樹」、「HOPE 」ときて3度目ですが、何ていうんですかね、良い子だなあというオーラがガンガン出てるんですけど良かったです。菅田くんと夏帆さんはさすが!っていう演技でした。

原作から大分改変されているようですし、ごっちの遺書の意図とかも補足されているのか少し気になったので、原作小説も読んでみようかなと思うぐらいには面白かったです。

 

「ヒメアノ~ル」(2016)

原作未読です。前半のラブコメっぽい感じが結構笑える、からのゲンナリ感のふり幅がひどかったです(いい意味で)。安藤さんが死ななくて本当に良かった(T_T)。ムロツヨシさんのキモ過ぎる安藤さんが最高でした(笑)。濱田岳くんも佐津川愛美さんも素晴らしかった・・・そして森田剛くんですよ!

森田剛くん、今夏のドラマ「ハロー張りネズミ」はオヤジ感出てますが、この映画内では20代の青年に見えました。初登場の時、喫茶店で座ってるだけなのに"こいつやべーな"感がものすっごく出てて、というかあの死んだ目に一気に引き込まれました。話し方も会話が成立しない感じも凄かったです。

観終って怖いと思ったことは、濱田くん演じる岡田くんが高校時代森田くんにしたことを彼女に後半告白するんですけど、多分それずっと忘れてたんですよね。喫茶店で再会した時軽い感じで声かけて連絡先まで聞いてるわけですから。森田くんが事件起こしてると聞いて思い出したって感じなのかな。直接手を出していじめたわけじゃないにしても凄惨ないじめを見ていたはずなのに記憶が薄れて忘れかけてたってところが恐ろしいと思いました。でも人間てそういうもんなのかも・・

レイプや殺人シーンは思わず目をそむけましたし嫌な気持ちになるんですけど、観なきゃよかったとは思いませんでした。ラストの高校時代のシーンは、これはどう捉えたらいいのか分からなくなるぐらい精神的にやられました。とにかく鑑賞後に「ハロー張りネズミ」のグレさんを見て精神安定化を図るぐらい森田くんは凄かったです。