ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

アニメBANANA FISHやサバプロのREDの話とか

 

※原作の超ネタバレしてます。

 

 

bananafish.tv

 

 

 

 

 

 

 

今一番情緒不安定になるアニメの話。

ド名作BANANA FISHのことです。アニメにこんな感情揺さぶられるとは自分でもびっくりしてます。そしてこのアニメの1期OPと2期EDの曲を担当しているバンドSurvive Said The Prophet (サバプロ)に恋に落ちたのでアニメ最終回前ですが感想残しておきます。

 

 

私も昨年アニメ化を知って心が踊った昭和生まれの一人なんですが、と言っても原作は高校生の時に一気読みして、それ以来たまに思い出す程度で結局読んだのはそれっきりです。軽い気持ちでまた手出せない、みたいな。ものすっごい面白かったんですが、辛くて。最後が辛すぎて放心状態になったのは覚えてます。「おかあさ〜ん、アッシュ死んじゃったよ‥(泣)」と一緒に読んでいた母と話してた気が。当時は何この悲しすぎる結末は!ハッピーエンドが見たかったー!!(今はちょっと印象が変わったけども)と嘆いたこととシン坊が好きだったなぁ〜というぐらいの超ぼんやりした記憶でアニメに挑みました。ぶっちゃけブランカの存在も忘れてたぐらい。今はアニメ最終回後に原作漫画買って読み返す決心がついたのでそれも楽しみです。

 

 

で、で、アニメ初回視聴で絵もキャラ達も声優さんにもスゴイ!ってなったけど一番心掴まれたのはサバプロの曲found & lost だったんです。

 

え!?(゚Д゚)  え!? やばいじゃんこの曲。天才なの?隙が無い。

 

え、なに!?  Survive Said The Prophet?知らない知らない。どういうバンド?何なのーーー

 

と衝撃受けました。もうそこから堕ちていく一方です。イントロからめちゃめちゃカッコいい、一発でネイティブ英語と分かるしそして歌詞!!後々よく聞いてみると全部アッシュの叫びだと思ったんですけど特にここ聞いてもう降参しました。

 

 

"答えを見つけたいんじゃなくてお前と旅をしたかっただけなのかも"

 

 

アッシュ…。曲の全てがBANANA FISHの世界観にどハマリしているけどアッシュと英二に関してはこのフレーズに集約されている気がして。最初はアッシュの英二に対する思いだと受け取ったけど、最終話に近づくにつれ、英二のアッシュに対する思いも究極にはきっとここだな、と。アッシュが自由を求めて闘う話でもあるけど、自由を掴んでいたとしても英二がそばに居なかったら?満たされないままだっただろうし、英二も誰よりもアッシュの自由を願ったけどきっと同じ。昔、光の庭の英二見た時愕然としました。原作読んだ時はアッシュと英二の関係って愛というよりシンプルに固い友情だと当時は思っていたような気がします。でも今アニメを追いかけてきて思うのは、私がそれなりに歳をとったからだと思うんですが友情とか愛情とか恋とかという言葉では割り切れない感情があるってことだけ。もう友情でも愛情でも何でもいいや、アッシュと英二はただ一緒にいたかった、それに尽きる。頼むから2人で旅しててよ、二次イラストとか見てほっこりニヤニヤする一方でラストは辛いのにあの運命のラスト以外考えられないという修行僧のような心境に結局至ります。アッシュが欲しかったものを手に入れて全てから解放されるにはあのラストなのかな、と。だけど英二は?と考えてしまうと頭抱えるしかなくて感情がループします。

 

 

はい、ここでサバプロの話。

 

 

サバプロの9月に発売されたアルバムs p a c e [ s ]も購入して聴いてみたらどれもこれもカッコよすぎました最高。私がアルバム購入するの何年振りだか全く思い出せない。いやでももっと売れなきゃおかしいだろっつうか頼むからとっとと日本なんか超えて世界行ってくれ世界に。世界獲れる(何様目線)。そんなことまで思いました。おそらくもうすでに業界では有名なんだと思うんですが、私みたいな普段音楽に疎い人間はドラマ映画アニメCMタイアップから知るぐらいでそういう意味でもBANANA FISHみてて良かったなと。これからも新曲チェックして買います。

 

 

新曲REDは2期ED曲ですけど、まずアッシュと英二がライ麦畑にいる映像と共に流れた時は、たまげて白目になりそうでした。そして曲名!曲名知った時!!

 

REDってどう考えても血=死のことやんけ(絶句)

 

おエェ…(吐血)  あのラストに向かって作られたんだなと瞬時で察したんですけども、歌詞もこれまた悟りを開くぐらいの心構えで読まないとやってられません。和訳も私が思った言葉とビミョ〜に違っててこの意訳に惚れ惚れします。。(いや内容はへこむが)

何というか救いがないのにライ麦畑の映像が眩しくて(ここ数話はオンエアで流れてないですが)。絶望とも思える曲(赤)にのせて夢のような映像(金色)を見せるってどんだけ突き落とすんじゃい。メロディも一度で耳に残るインパクトあるしfound & lost の世界観と見事に繋がってるのもあっぱれ、と思いました。

 

初回限定盤についているBANANA FISH とのコラボムービーも見てたらfound & lostで英二がアッシュとスキップの前で高跳びする序盤の名シーンが入ってて、歌詞の〜hope inside my heart と重なってて苦しい。その後今夜の23話の予告見て更に苦しくなりました。高跳び英二を見上げるアッシュの表情が小さな子どもみたいに見えて好きです。アニメのアッシュと英二って何となく私が原作で抱いていたイメージより年相応の可愛らしい素顔を見せてくれている印象。ああこの子達10代後半なんだよな、と。アッシュが英二にしか見せられない苦しんだり楽しそうにしてる姿のシーンがほっとするのに辛いってどういうことや。どうしても今は親目線が入るのでアッシュの境遇や受けてきた性暴力への怒りが昔よりもキツイです。読んでた自分も子どもだったし何にも分かってなかったな〜とも思います。

REDの方はアッシュが見た死のシーンと英二と一緒にいる二人のシーンが詰め込まれてました。カップリング曲lost & foundの方もアニメ視聴者は聴いてみてほしいです(もしや最終回で流れるのでは?いやもうズタズタになる覚悟は出来ているのでかかってこいよ…)。

※追記

lost & found、最初聴いた時、あれ歌詞カードと違くない?って思ったんですが、あまり深く考えずにスルーしようとしてました。しかし何度か聴いてるうちに目を背けることが出来なくなりました。私には〜hope inside my heartが〜hope inside my armsに聞こえます。誰か俺の腕に希望を〜(つまり運命とか曖昧なものでなく、"誰か"という確かなもの?)みたいな意味に捉えました。heartだと精神的な意味合いだけど、ここがarms:腕になると一気に物理的な繋がりという現実味を増します。で、希望(アレ)を抱きかかえたまま幸せに眠るアッシュの姿が脳裏に浮かびました…。

 

ていうか仕込みすぎだろ〜なんだよこのバケモノバンドは〜!

多分全然違う意図があるんでしょうけどIQ3の私にはこんなことが頭によぎりました。人の数だけ違う解釈があっていいと思うし…制作秘話めっちゃ聞きたい〜けど答え合わせするのも嫌だな、みたいな感じです。音楽にこんな悩んでどーすんねん、もっと自分のこと、考えなきゃいけないことが山程あるのに!

 

 

 

原作読み返したらまた色々印象が変わるかもしれませんが、アニメはアニメで最高です。しかし、話の流れは全然覚えてないのに結末だけ覚えてるので、何にも知らない状態でアニメ見たかった気もします。ラストも原作通りになるとしてもアニメオリジナルの演出が入るならそれはそれで楽しみです。いやむしろ何かを望んでます。私としては英二にも光が見える終わり方を見せてくれたらもう何も言うことないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新刊感想 漫画「この音とまれ!」19巻 合宿編もTHE青春してます

この音とまれ! 19 (ジャンプコミックス)

 

19巻、発売されました。毎巻毎巻表紙も綺麗です。ハイライトは表紙の通り名都くんat合宿です。

 

チカ、コータ、侑とのグループ練習が始まったもののなかなか進みません。そして名都のフラストレーションも溜まっていきます。彼が感じた居心地の悪さって何度も経験あるな〜と思いながら読んでました。学生時代だけじゃなくて学生じゃなくなってからも。人との距離感の話、衣咲叔母ナイス。それにしても滝浪先生と衣咲叔母の安心感が半端ない。時々大人目線でハッとするセリフが入るところもこの作品の好きなところです。ところでこの先輩と後輩はいくつやの。衣咲30、滝浪先生32才ぐらいかなと勝手に思ってますが。

 

そして相変わらず音楽表現が圧巻です。見応えあるし見惚れてます。もう全国大会が楽しみでしょうがない。複数人で何か1つのことを目標にした時、妃呂が思うはがゆさも分かるし自分と同じ考えを持った人の方がやりやすいのは当然。でも名都みたいな子に同じことを求めるのも違う。つうかあれだな、名都は周りが必死こいて残業する中、しれっと早めに帰るタイプだな…。名都もそのままでもいいんだよと思うけどもあの練習を経て良い意味で変化していくのも楽しみです。実際にいたらまず関わりは持たないタイプキャラですけどやっぱり好きです。

 

 

 

あとチカとさとわ。寝起きで間違えて?女の子抱きしめちゃう?っておいなにそれ。少女漫画あるあるきゅんとする場面第5位の作画も必見でございます。今まで色んな漫画で何回も見たことあるわい。でもチカとさとわに関しては不覚にも少しときめいてしまいました。いいんじゃないの(ニヤニヤ)もっとやらかすチカがみたいですよ、私は。

 

 

 

20&21巻の感想 

kansou-kumako.hatenablog.com

 

18巻の感想

kansou-kumako.hatenablog.com

 

 

 

ドラマ「中学聖日記」8話までの感想

 

次回9話の予告、晶の父ちゃんがまさかの岸谷五郎ってところしか目に入ってきませんでした。

 

いや〜面白くなってきた!と思う。

これ実写ってどうなのって開始前は思ってたんですけど、

 

 

有村さんかわいい&岡田くん顔が良い&岡田くんの顔が良い

 

 

おいおい…

 

 

 

おーい

 

 

 

やばい人たちしかいないwwwww

 

 

 

こわいこわいこわい

 

 

 

 

えっあ!?えっどうなんの?あーーーー主題歌ーーーーー主題歌いいなーー

 

 

 

毎回こんな感じの感想で、最後どう終わるかが気になって見続けております。

 

正直、晶筆頭にどいつもこいつもヤバいなって人たちしか出てこなくて、なかなかホラー要素&ツッコミ要素も強いドラマなのに音楽で思いっきり純愛アピールされてぶん殴られるドラマです。主題歌も本当に良いんです。

 

8話は、終盤にかけてあれ?なんかよく分からんが主人公にとって都合の良い方向へ話が進んだぞ?という、あるある現象が起きました。育児放棄のモンペ母が急に改心して、一応彼氏だったはずの野上先生は聖ちゃんの背中押して別れるという超スピード破局。こんな感じでラスボスの晶の母も最終回の22:45あたりに、もうアンタの好きなようにしなさい、とか言うんじゃなかろうか。

晶が高校生になってからも勝太郎と原口さんが職場で盛ってたり、聖は問題あり過ぎるモンペ母の相手に手一杯と周りがガチャガチャし過ぎてもっと聖と晶の二人をメインに見たいなーと思ってたところで8話ラストのフェリーです。聖が自分から動き出しました。

 

 

面白くなってきたのは、晶役の岡田健史くんの演技がどんどん良くなっているということは素人ながら思いまして。海沿いを自転車で聖ちゃんを追いかけるシーンはなかなか名シーンだったしもう晶はこの子しか考えられないなって思ってます。有村さんと並ぶとものすごく絵になるってだけで恋愛ドラマとして成り立っている気がします。でも純愛っていうには暴走しまくってて怖さのあるキャラで、15→18才という年齢がギリギリあのアンバンスさもしょうがないのかと思わせるところ突いてて思春期恐ろしい。晶の母親も結構酷いなーと思いながら見てます。

 

 

そして聖ちゃん。

有村架純さんが非常に抑えた演技をしている印象で、何考えてるのか分からないなってのは序盤からずーーーっと思っていました。勝太郎と付き合ってる時もどこか嘘っぽい表情という印象がずっとあって全然本音で話せてないし教師という仕事もがんばってるけどそれが周りの評価に繋がらないもどかしさが淡々と伝わってきていたので、そこが晶に対して心が動いてしまったことと対比になっていたと思いました。社会的にも何も問題無くて優しくて好きでいてくれる人なら自分の素や本音が出せるか幸せになれるかっていうとそうことでも無いし、勝太郎も野上先生のことも特別好きじゃないだろってのが雰囲気でバシバシ出てて、野上先生と付き合うってなった時はそりゃないぜ〜聖ちゃん。。野上先生が不憫で唯一のデートが(付き合う前だけど)隣町で食べた天丼ってそりゃないぜ〜案の定付き合ったとは言い難いまま1話でお別れである。有村さんの潤んだ目の時の表情には女でもやられます。でも晶とのこと保護者に言っちゃうあたりこのお方もハラハラさせられる危なっかしい人であることは間違いないです。私は保護者に言う必要は全く無かったと思っている派ですけども。

 

 

 

原作があるとはいえ未完ですし、野次馬視点で見ている部分も多少あるのですが、この時代に禁断の恋をテーマにしたドラマって大チャレンジだと思います。こういう先の見えないざわざわする物語は最近少ないので突っ込みつつ面白く見てます。

 

今期は「大恋愛」といい私の中で恋愛ドラマがなかなか熱いです。