ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

気になる漫画の最新刊感想

 

★「初めて恋をした日に読む話」 3巻

初めて恋をした日に読む話 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)

こりゃ~匡平の18の誕生日が楽しみになってきた!順子にとっては17も18も大して変わらないような気もしますが、とりあえず匡平の暴走と順子のリアクションが面白かったです。順子も匡平(の受験)のことしか考えられなくなってるのでますます雅志が入りこむ隙が無いのにもかかわらず番外編で雅志が「初めて恋をした日」が描かれてました。なぜか雅志に情が湧いたら負けだと思いながら読んでます。

少女漫画お馴染みの鈍感というよりただのKYじゃないか?っつう主人公はたまにいますけど、順子のニブさは積もりに積もった自己肯定感の低さからきているのもあってイラッとさせられることがなくむしろ応援したくなるキャラです。本編で順子がタイトル回収してくれる日が楽しみです。雅志はだから早く別の人見つけて下さいな・・

 

★「素敵な彼氏」 5巻

素敵な彼氏 5 (マーガレットコミックスDIGITAL)

4巻で彼氏と彼女になりました。ダレると嫌だなあと心配しましたが、あいかわらずののかは面白いし桐山くんは"どうした!?"と言いたくなるぐらい可愛いくなってました。この年で高校生カップルが主人公のここまでザ・少女漫画な少女漫画で面白く思うとは、新たな発見です。恋愛のことしか話が出てこないです。5巻は終始ニヤニヤしちゃうような巻でした。そして女子高生たちの会話がリアルすぎてすごいです。(いや身近に女子高生いないので分からないけど多分結構リアルだと思います) 作者さんは実際カラオケで聞き耳たててたんじゃないかと思うぐらいです。「東京タラレバ娘」もそうでしたが、キャラ達の会話のテンポの良さとリアル感が面白さを引き立てていると感じます。

 

★「八雲さんは餌づけがしたい。」 4巻

八雲さんは餌づけがしたい。 4巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

2人の"おかえり" "ただいま"のやりとりが新婚夫婦にみえてきました。餌づけでほのぼのさせられる日々の中で、ちょいちょい大和くんがどきっとしてしまっている様子がぶっこまれてます。 前にも書いたんですけど、このままでも充分面白いです。面白いんですが!ちょっと風向きが変わっていくのかな、とそんな予感がしなくもない4巻でした。えっとたこ焼き120個って飽きないことがすごい。

 

 

2017年秋ドラマ このキャストならこんなドラマがよかった編

※「民衆の敵」と「重要参考人探偵」が好きな方は読まない方がいいです。

 

民衆の敵

1話観てとりあえず様子見だなって感じだったんですけど、2話観てドラマ始まる前に感じた嫌な予感は間違ってなかったと思いました。話の内容うっす。子育てと母親の仕事をとり上げるなら変に政治絡ませるんじゃなく石田ゆり子さんが演じている育休から復帰したキャリアウーマン役を主人公にした方がよかったですわ。共働きあるあるネタをドラマにした方が時代とも合ってるし問題提起にもなると思うんですが。去年の松嶋菜々子さんのドラマ「営業部長 吉良奈津子」もそういうの期待してたんですけど、だんだん話がおかしい方向に行ってベビーシッターが個人勝手な妬みの末に夫と不倫するというホラーじみた展開に目がテンになりました。

 キャラ設定はこんな感じで。

篠原涼子さん:中規模メーカーに勤める営業。育休復帰後営業から内勤部署に異動したが本当は営業やりたい38歳の妻。

田中圭さん:中規模の商社に勤めるその辺にいそうな35歳サラリーマン夫。帰りは毎日遅い。優しいが超無口。

息子:保育園児

石田ゆり子さん:篠原涼子さんの友人で夫と子供2人と暮らす週3パート勤めの一般的な主婦。自分の時間は習い事を楽しむ。

高橋一生さん:篠原涼子さんの会社の同僚。妻子持ちで離婚危機に陥っているが本人は自覚なし。亭主関白で育児・家事は全く手伝わない。

千葉雄大くん:田中圭さんの弟でアラサーフリーター。楽天的であんまり深く考えない性格。兄夫婦の代わりに甥っ子の面倒みることあり。義姉(篠原さん)と仲が良い。

あっちゃん:篠原涼子さんの元部下で営業職。やる気はないが責任感が強く仕事はそこそこ出来る。結婚願望無しの隠れオタク。(篠原さんは千葉くんをあっちゃんの彼氏として紹介したいがフリーターなので迷うという設定あり)

 

あとは〜家事分担でキレる篠原さんの為に田中さんが家事代行サービスを提案し、斎藤さんはそのスタッフで掃除してくれる役とか。こんなドラマだったらよかったなあ…妄想終わり。

 

重要参考人探偵

これもキャストはいいのに個人的にちょっと残念なドラマです。金田一くんぐらいの頭の良さをみせろとまでは言わないにしてもこの子ら頭ちょっと弱い子たちなんかな…と心配になってきます。探偵ものは警察が無能じゃないと成り立たないので警察もあんまり出てきてほしくないです。新木優子さんの役要らない...彼女美人オーラが強すぎて刑事役全然似合ってないです。あと刑事の上司のひとが新木さんのこと"果林"と下の名前で呼び捨てしてるのキモいです。ここは日本やっつうの。勤務中だろーがってどうでもいいことを言いたくなってきます。

 

じゃあどんなドラマだったらよかったかなと考えてみたんですけど、漫画「木根さんの1人でキネマ」の案をお借りして映画好きの男3人バージョンとかどうですかね。深夜ドラマらしくゆる~い感じで映画ネタで会話するだけの30分ドラマでいいです。

 

キャラの性格はこのままで、3人は高校時代からの友人でシェアハウスに住んでいるという設定。

玉森くん:モデルで映画オタクの27歳。ジャンル問わず見るが映画が好きすぎてたまに面倒くさい奴になる。

小山くん:普通の営業サラリーマンの27歳。ハリウッドの大作アクション映画とジブリ映画が大好き。仕事でストレスがたまると人が死にまくる映画をみる。邦画はあまり見ない。

古川くん:転職をくり返すアニメと漫画オタクな27歳。映画は漫画の実写映画ばかり見ている。近年の漫画の実写に不満を持っている。

 

終わり。無駄なことを考える時間は楽しい。

 

「7SEEDS外伝 後編」 番外編感想  本当の本当に完結です。

番外編完結しました。2本立てになってました。

  
【ー未来へー】編

中編の続きです。安居が砕いた岩山から水が流れ、新居は崩れずに済みました。去る2人(安居と涼)を見つめる面々。それぞれ思うところがあるんでしょうね。

そして安居は考えていました。自分が何をすべきか、と。

 

新居が完成し、船で過ごしていたくるみも降りてきました。源五郎がクモの養殖を提案したりみんなの名前や昔の話したり、新居での日常がスタートする中で、ナッちゃんも色んな人と会話するようになり、色々と感じることがありました。
ナッちゃん成長したなぁ~あゆと普通に会話してるし。

 

ナツ "そ・・・それでいじめっこどうしたんですか"
あゆ "殺したわよ"

 

またまたーと誰か(秋ヲ?)がつっ込んでます笑

 

安居と涼のせっせと作業する様子を見て牡丹が源五郎と小瑠璃に声をかけます。安居と仲良かったと聞いたけど、もう関わらないのか?と。
源五郎は、考えないようにしてる。好きだし尊敬してた。先生たちへの気持ちなら共有出来るが他チームや花にしたことは理解出来ない。小瑠璃も昔のようには出来ない、と。牡丹は無理してるならいっそ考えてみたらどう、お互いできることがあるかもよと2人に話します。

 

夏Aメンバーが安居に話を聞きに会いにきました。そして源五郎が他チームの皆に安居の話を聞いてやってほしいとつないでくれましたね。

安居の話はこうでした。

船を貸してほしい。
シェルターの物資回収、あとは海へ出て外国の人たちを探し方舟を開けられる人間を見つけ、必ず連れて戻ってくる。その為に船を貸してほしい。

実は前編でも船を貸してほしいと個人的に牡丹に頼みにいった安居でしたが、その時は断られてました。あれから安居は自分が何をすべきかを考え、皆にちゃんと理由も説明します。

このお願いに対し蘭が言った言葉が良かったです。皆よく見てます、分かってるんですね。この願いを受け入れてもらったことで安居は少し救われたのかな、と思いました。

 

そして旅立ちの日が近づきます。まつりも当然涼についていきます。

出発する前に茂、理可子さん、十六夜さん、冬チームの皆を弔います。ちまきが慰霊碑を岩で彫って作ってくれてました。小瑠璃も持ってた石を置きます。

 

最後に刈田が安居と涼に要のものと思われるちぎられた手を見たことを話します。どっちの手だったか?を聞いて要は生きていると思う安居と涼。

また、2人は吊り橋に階段、川用の舟を完成させてました。あとクモも育て、残る皆が生活しやすいようやれることを全てやってから船で旅立って行きました。
皆それぞれの形でちゃんと見送ります。

そして安居のモノローグで完結です。

 

"必ず帰る 人を連れて
方舟を開けてみせる
みんなのために
自分のために
未来に向かうんだ"

 


【ー名もなき腕ー】編

地球が滅びる数十年前の話です。
有衛キイチという青年に会いにきた貴士。理由は、岩壁に仏像を彫ってほしいということでした。17年のうちに7体の仏像です。シェルターの目印ですね。

生活の保証とものすごい金額の報酬を聞いてキイチは疑問と不安を感じながらも、まだ小さな息子にお金を送るために引き受けます。彼は早くに離婚してました。息子の為、その思いで必死に仏像を彫り続ける日々。何年か経ったころ、仏像の下にシェルターを作っているという話を聞いて貴士に問い詰めます。そして今後地球に起こることを知ります。

 

そしてまた数年経ち、期限ギリギリに7体の仏像を完成させました。完成後、キイチは貴士に自分の息子を未来へ送ってもらえないかと頼みます。それに対し候補に入っていると答える貴士ですが、キイチと同じシェルターに入ることもできることを提案してました。

未来へ送ると望んだものの、滅んだ世界でやっていけるのかと20年近く会ってない息子を心配するキイチに貴士は、言います。

 

"キイチくん、君が魂を込めて彫った像を未来で息子が見るだろう"


キイチーー、ちゃんと見てますよ息子。誰かすぐに分かると思いますがここは伏せておきます。単行本は2018年初頭に発売されるようです。

 

 

いやもうすんんばらしい番外編じゃないでしょうか。本編は完結したもののまだ残ったままのエピソードもあったわけで。花&安居の話し合い、要の最期、誰が方舟の為に動くのか、とか亡くなった人達への弔いとか色々と回収してくれました。カップル達のその後はやっぱり全員にフォーカスあたってるわけじゃなかったですけど、涼とまつりに関しては良かったなあと思います。そういえば今回蘭がボヤいてました、カップルばっかりって(^_^;) 刈田がんば!

 

これで本当の本当に完結です。単行本も楽しみです。