ただ言いたいだけです。

十数年ぶりに漫画熱が復活した昭和生まれ。主にドラマと漫画のネタバレありのスカスカな感想をたれ流すブログです。

好きな映画でした。 アニメ版「心が叫びたがってるんだ。」感想

ネタバレ感想です。

 

前から気になってた作品ですが、なかなか見れずにいたところに地上波放送されたので、見ました。実写版は見ていません。レビューサイト覗いてみたら思いのほか低評価な意見が目について、そういった意見も理解できると思ったんですけど私は好きな映画でした。

 

主人公・順が話せなくなる程の原因に、ラブホを絡めてくるところがうわぁ・・・ってなりました。まあ順は何も悪くないです。ゲス父親は置いといて、母親の描写がちょっと気になりました。いくらシングルマザーになって大変とはいえ"何で話さないの、どうしてなの"と追いつめる態度に え!?わからないの!?想像つくでしょ!?と。 ・・・う~ん、もうちょっと母親が葛藤してて順のことを想っていると伝わるような描写が欲しかったなあ、これじゃ悪い印象しか残らない。だってこのままでいいなんて絶対思ってないはずなので、お母さんも。

これ、母親と向き合っていく話でもあると思いながら見てたんで、最後母親と順がお互い歩み寄ろうとするシーンが見たかった気もします。というかよくよく考えれば、叫ぶ相手は母親なんじゃないの?(^_^;)

 

あれ何か気づいたら愚痴っぽくなってますけど、好きな映画です。話が進むにつれて"あ~・・・こりゃ好きになるよねぇ"とぼんやり思ってたら順が拓実にあっさり振られたので良かったです。この2人がカップルになって終わってたら"なんだこりゃ、ただのリア充青春映画かよ"って感想で終わってたかもしれません。拓実が菜月のこと引きずってたのには、あ?そーだったのね、その辺りよく分からなかったわ。。とおばちゃん気分になってましたが。

 

拓実が順の本当の気持ちに気づいてくれたように、自分のことを分かってくれる人が1人でもいれば違います。順の世界はそこから少しずつ変わっていきました。きっかけは他人が作ってくれたことでも、そこから変われるかは自分次第なのでね、"順、がんばれ"と素直に思えるキャラでした。でも分かってくれるからといって甘えてもいけない、100%伝えたいことはちゃんと言葉で言わなきゃなあ、なんてことも思いました。

最後のミュージカルシーンはとっても良かったです。繰り返して見たくなるぐらいじーんときました。

あっ田崎くんのこと忘れてたな・・

 

理想の年上彼女と年下彼氏でした。漫画「恋とごはんと虹色日和」

恋とごはんと虹色日和 (思い出食堂コミックス)

1巻完結「恋とごはんと虹色日和」の感想です。作者は浅野りんさんです。今1~2巻で完結する面白い漫画を探してまして。オムニバス作品なんかも好きで探しているんですけど、なかなか見つけられません。これはふと目にとまり最初の数ページ読んで好きな雰囲気の漫画だと思ったので最後まで読みました。お気に入り作品です。

 

あらすじ

婚活料理教室で出会った32歳の彼女と25歳の彼が結婚するまでのほのぼのストーリーです。各話タイトルが料理名となってます。

 

感想

作者さんの"理想の年上彼女と年下彼氏を描いた"そうですが、本当にそうでした。私なんかは年も近いので彼女の陽向さん目線で読んでましたけど、彼氏の雨宮君の包容力が半端ないです。陽向さんは仕事も出来て何でもテキパキこなし、つい仕切っちゃうタイプなんですが、素直で可愛らしい面もあります。そんな彼女に雨宮君が一目惚れするんですけど、この彼は絵柄の雰囲気もあって見た目は素朴、無口なイメージです(長身というのがイイ!)。しかし普通だったら照れてなかなか言えないようなこともストレートにさらっと言うのでイケメン設定キャラが言うより破壊力があります。

年の差7歳って社会人同士だしあんまり気にしなくてもいいんじゃ?と思うんですが女性の方が年上だと気になるかもしれませんね。陽向さんも雨宮君には同年代のもっといい女の子がいるんじゃないかと悩むんですが、酔って雨宮君につい本音が出ちゃいます。その時のセリフと表情がめちゃ可愛いのです。そんな彼女に雨宮君が翌朝お味噌汁作ってくれるんですね~やさしいです。

全話良いですが、特にお気に入りはお味噌汁とロールキャベツの話です。漫画タイトル「恋とごはんと虹色日和」ぴったりですね。グルメ漫画ではなくごはんを通して2人の関係を描いていくのが良いです。この2人はくだらないケンカなんかしなさそうです。結婚後も仲良くやっていくでしょう、理想のカップルでした。末永くお幸せに・・。

 

 

30代になって読んだ面白かった少女漫画&ヒットしてても私は合いませんでした漫画

中学~高校時代は少女漫画読んでましたけど、その後しばらく離れてました。漫画自体の熱が下がってたのもありますけど、多分、少女漫画特有の恋愛キラキラ感についていけなくなったからですかね。まあ少女漫画の対象って高校生ぐらいまでなんで読まなくなるのも自然なことだったんでしょう。

でも最近になってまた少女漫画に手を出すようになって、”えー、面白いじゃん!”と。若干親目線で見てしまうことにも気づきましたが。

では、"30代になって読んだ面白かった少女漫画" & "ヒットしてても私は合いませんでした"漫画です。

 

30代になって読んだ面白かった少女漫画(連載中作品含む)

 

★日々蝶々(森下suuさん)

日々蝶々【期間限定無料】 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

硬派なメガネ男子、最高です。川澄を好きと自覚してから積極的だったすいれんがいざ付き合い始めたらあれこれ考えてなかなか言い出せない、電話も出来ない、という女の子になるのもなかなかリアルだったんじゃないでしょうか、こんなに美少女なのに。"もうちょっと会話してくれ"とも思いましたけど、地味×美形の組み合わせカップルが多い中でもめずらしい似た者同士の恋はとても可愛らしいものでした。最終巻の番外編で川澄&すいれんの大学、専門校時代を期待したんですけど、なかったですね・・。いつかもうちょっと先に進んだ2人の番外編読みたいです。あと、すいれんの成長交えながらの親友あやちゃんの実らなかった恋の話も良かったです。

 

honey目黒あむさん)

ハニー【期間限定無料】 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

見た目はヤンキー頭脳は少女脳みたいな男の子とおとなしい女の子の話です。それぞれ当て馬が登場してやきもちやいたり、友達同士の恋の話があったり、あるある展開なんですけど、終始"かわいい~~"って感じで読みました。8巻でまとまってるのが良いです。映画化されるみたいですけど、奈緒ちゃん役の写真見て茶髪じゃないだろ・・と思いました。この手の学園モノって見た目を原作キャラそのまま再現しようとしなくてもいいと思うんですが。

 

虹色デイズ水野美波さん)

虹色デイズ 1 (マーガレットコミックス)

高校生男子4人がメインの青春漫画です。楽しく読めました。千葉ちゃんとたいぞーが好きです。アニメもちらっと見たんですけど、つよぽん役の内山昂輝さんの声が脳内再生ボイスどんぴしゃでした。

 

俺物語!!(作画:アルコさん、原作:河原和音さん)

俺物語!! 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

序盤からの猛男と凜子の安定感といったら。最初から最後までこのまま結婚を想像させる安定っぷりでした。途中からは、この2人のラブラブ話より、砂川の好きになる子がどういう子なのかが気になってましたが、結局彼女できずに終わって戸惑いました。スピンオフで「スナ物語!!」が読みたいです。

 

★素敵な彼氏(河原和音さん) *連載中

素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックス)

同じ作者さんの「先生!」は当時本誌でちょっと読んでたんですけど、そこまでハマれませんでした。(最後どうなったかも知らない)「青空エール」(これも途中まで)もそうですけど、主人公キャラの一途で真面目すぎるところとか作品全体の"青春してます"という雰囲気になぜかのれなかったのです。しかし、「素敵な彼氏」はめちゃ面白いです!ののかのちょっとアホキャラも桐山の何考えてるのか分からないやる気なさそうな男子に見えてコミュニケーション力が高く何でもそつなくこなすキャラが良いです。この2人の会話内容も笑えます。4巻で彼氏彼女になりましたからね、これはダラダラ引き伸ばさず8巻ぐらいで潔く終わって欲しいです。

 

★恋わずらいのエリー(藤ももさん) *連載中

恋わずらいのエリー(1) (デザートコミックス)

最初、オミ君が辛い過去抱えた闇男子なのかと思いましたが案外そうでもなくて安心しました。(私が思い浮かぶ少女漫画界最強の闇男子は「MARS」の零です)エリーが妄想ツイート知られた後も安定な変態ぶりで、それを素直に受け止めるオミ君が良いです。作者さんはオミ君をヒロインだと思って描いてるみたいですけど、間違いないです!ヒロインはオミ君。

 

★なまいきざかり。(ミユキ蜜蜂さん) *連載中

なまいきざかり。 1 (花とゆめコミックス)

バスケ部を舞台にした年下のなまいき男子×年上の最強ツンツンデレ女子の話です。由希先輩の性格がブレないのが良いです。そしてたまに見せる先輩のデレには成瀬じゃなくてもやられます。バスケ部メンツのわちゃわちゃした感じも読んでて楽しいです。

 

★3D彼女 -リアルガールー(那波マオさん)

3D彼女(1) (KC デザート)

これもまた映画化されますけど、主役2人のキャスティングは完璧だと思います。少女漫画原作の映画は基本見ないですけど、これはちょっと見たいかも・・。オタクのつっつんが色々悩んでこじらせ発動しながらもなんだかんだ最後はストレートに色葉に想いを伝えるので男前だと思いましたよ。

 

 

 ヒットしてても私は合いませんでした漫画

(あっほぼ全部映画化されてますね・・すべて途中で脱落しました)

 

君に届け椎名軽穂さん)

恋愛少女漫画に30巻も読む時間は費やせません。恋愛青春漫画は長くても15巻ぐらいで収めてほしい個人的な願望があります。3巻ぐらいまで読みましたけど、序盤の高校生の友達作り話にあんまり興味持てなかったです・・。小学生かよって思っちゃいました。

 

ひるなかの流星椿町ロンリープラネットやまもり三香さん)

この2作品読んで思ったんですけどね、私、キャラの環境設定がちょっとぶっとんでると作品にのれない、と気づきました。ひるなかの親が海外転勤、はまああるかもしれないですけど(いやでも母親が父親が心配だから子供置いてついてくって(-"-)子供の方が心配でしょ。同じ理由で「黒崎くんの言いなりになんてならない」もしかり)、椿町の方は女子高校生が赤の他人の20代後半?らしき男と同居なんて親も周りの大人も頭おかしいだろうが、ってなっちゃいまして。こういった設定が作品の世界とマッチしてたらいいんですけど、違和感拭えなかったのです。。例えばスポーツや勉強面での特待生ぐらいの説得力ある設定ならまだいいんですけど、昔からどうかしてんじゃないの設定(ママレードボーイ、グッドモーニングコール、最近だとL・DKとか?)は存在してますね。いや、少女漫画にそんなこと突っ込んでどうすんのって話なんですけど、椿町のふみは、大学生で家政婦バイトで作家先生のところに通う設定でもいいんじゃないのと思っちゃいました。あとひるなかの教師がすずめを"ちゅんちゅん"て呼ぶのが嫌です。絵柄も綺麗で男性キャラもカッコイイんですけどねぇ。同じ作者さんの「シュガーズ」は好きです。

 

潔く柔くいくえみ綾さん)

多分、この作者さんの作風と私が合わないんですよね・・・他の作品もそうなので。絵柄もあんまり好みではないというのもあります。何だろう、人間関係における"わー、やめて、イタイイタイ!"と思わされるセリフや場面が結構あるからですかね。そこが魅力って点も理解できるんですけど。

 

ヒロイン失格幸田もも子さん)

主人公の女の子がなぜそんなにも幼馴染が好き、というか執着するのかがよく分からなかったです。いや続きを読んでいけばその辺りもしっかり描かれてるのかもしれないですけど。この実写化された映画、暇だった時に何となく見たんですけど、映画内でもどう考えても山崎賢人くんのキャラより坂口健太郎くんのキャラの子の方が魅力的でしたよ。

 

好きっていいなよ。葉月かなえさん)

同じ高校のイケメンがいきなり地味な子に興味持ってつきあう話ですね、はい。